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3月7日  ** 冬の上高地をスノーシューで歩く **

はじめに
冬の上高地は2000年3月以来今回でまだ2回目。その時はまだ古い釜トンネルで、大正池から先はクロカンで歩いた。ってことで新しい釜トンネル内を歩くのは今回初めてで、スノーシューでの歩きも初めてとなった。なぜにスノーシューかと言うと・・・


朝自宅を出たのは6:30、この時はドライブしながらピラタスに行って縞枯山を歩こうかなぁぁ〜〜ってつもりでスノーシューしか持って出なかった。ところが、八ヶ岳方面は曇っていて、北アルプス方面の方が天気が良さそう。自宅周辺を一周した後、一回家に戻り焼岳と乗鞍の地図を持って出発。この時は中の湯温泉から入って、「りんどう平」まで行くか、乗鞍で位ヶ原まで行こうかなぁ、ってつもりだった。(ってことで今回スノーシューしか持って出なかった)

ペーター運転中「位ヶ原はリフト乗り継ぎが面倒だなぁ」、ってことで、りんどう平に決定、ところが中の湯温泉ゲートに着いて見ると、番人がいて、宿泊か外来入浴の人しか通してくれないって言われてしまった。本来冬季閉鎖の道を旅館の方で宿泊者用に除雪しているから・・・とのこと。行っちゃいけないって言うなら仕方がないのであきらめて引き返して、坂巻温泉に車を止めさせてもらい(500円也)上高地行きが決定した次第。以前木曽駒さんがここから行ってたなぁ、って思い出した。

あと10分早く仕度ができていたら温泉前を通る路線バスに乗る事ができたけれど、間に合わなかったので、車道を歩いて行く。もともとそのつもりだったからまぁいいけど。ちなみにバスは9:05だったかな。
釜トンネルは、古いトンネルに比べるととても歩きやすく、(ただ登りはきついけれど) 坂巻温泉から併せて1時間弱で大正池へ到着。
古いトンネルは雫が天井から垂れて来たり、路面もがたがたしてた気がする。


釜トンネルを抜けるとまずは焼岳が見えた。前の山に隠れていながらも迫力があった。

時間的にかなり出遅れていたけれど、この地点で15人ほどの団体さんがいた。景色を堪能しながらゆっくりペースで進んでいる様子だった。


穂高連峰

前回来た時は天気がいまいち快晴でなく、曇り空だった。焼岳は見えたけれど、穂高は見えなかった覚えがある。
今回は怪我の功名??いわばリベンジになったみたい。


そして焼岳の全貌

大正池で大休止、っていうか、昼食。すでに11時近く、お腹も空きました。


小島の向こうに穂高


またまた焼岳・・・なんせ今回のメインその1?なので (・・・ってことは穂高がその2?なのかな?)

上高地まで来たからには河童橋までは行かなくては・・・って割には寄り道が多く、数々の島を渡り歩き(雪で埋っている部分を探しながら)やっと(笑)田代池。
夏は決して入る事のできない湿原を上を横断。私だけの足跡。(^o^)


田代湿原横断


小島の向こうに穂高 オンマウスで反対を見る

河童橋まではまだまだ長いぞ” ここからは山も見えなくなるので、ちょっと気合を入れて河童橋へ直行。田代池から先は車道を歩いたので、いわば楽。


河童橋近し!

やっと河童橋に到着、1:40。穂高が目の前に聳えている。一番最近ここに来たのが2006年の10月、涸沢で予想外の雪景色と紅葉を見た時以来。あの時は前穂に行く予定だったけれど雪により断念したんだな〜〜。あの時の上高地はさすがに行楽真っ最中だったので人でごったがえしていたけれど、冬の上高地はそうは言っても静かでいい。ここですれ違ったのは一番最初に会った15人ほどの団体さんとあとは5〜6人くらいだった。その後、すれ違いでテント装備の人が3人。


マウスのせて見て

休憩後、時間があったらまだ先にいくところだけれど、もう遅いのでここで引き返すことにした。
対岸を歩こうと思っていたけれど、お猿さんの集団がいたので、バスターミナル側の道を梓川沿いに下る。
帰りは踏み固められた道を歩くことにした。穂高も焼岳も木に隠れていたので、けっこうがんばって歩いて、最初に休憩した大正池で最後の休憩。

釜トンネルを抜け、坂巻温泉に着いたのは5:05だった。けっこうたくさん歩いたので疲れが心地よかった。この冬で一番歩いたかな。坂巻温泉のお風呂は魅力的だったけれど、我が家で飲むビールの方がもっと魅力的だったので、直行で帰宅。松本ICから入って家に着いたのは6:45だった。

さいごに
りんどう平の方がもっともっと白い景色を堪能できただろうけど、前回見ることが出来なかった景色を見ることが出来て感激だった。でもりんどう平には宿泊しない限りもう行くことできないのかなぁぁ。

おまけ
先週同じところに行ってたよっちゃん&マーガレットさん、この日はなんと乗鞍高原にいました。そこに決定するまでの候補地はピラタスと上高地だったみたい。ちなみにマーガレットさんと電話で話しているとき、横でよっちゃんが先週のスノーシューは2回目だったと言ってました。マーガレットさんが通訳してくれたけれど、しっかり生の声が伝わって来てました。その後、年取ると忘れっぽくていけねぇなぁ・・・とも。はい初回のスノーシューのこと思い出しました、確かに電話もらってたね。

おまけ−2
昨年末の県内の新聞に「入山者を抑制する意味で釜トンネルの証明を消す」ってニュースがあった。多分その通りで、入り口は明るかったけれど後半はヘッドランプを使用した。でも途中途中に非常灯や電話の位置を知らせる表示があったりして完全に暗闇ってわけではなかった。果たして効果があるのかな。ヘッドランプを持たずに安易に入って行く人は引き返すのかなぁぁ???

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