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10月13日 **** 紅葉の御嶽山(3,067m)を歩く ****
コース: 中の湯登山口 〜 女人堂 〜 覚明堂 〜  最高峰:剣ヶ峰 〜 36童子御鉢巡り 〜 二ノ池 〜 三ノ池を見下ろすところ 〜 五の池小屋 〜 三ノ池上部周遊 〜 三ノ池 〜 女人堂 〜 中の湯登山口

プロローグ
今回は無雪期としては3回目の御嶽山
1回目は97年9月末でロープウエイ利用のコース、2回目は昨年田の原からのコースで王滝奥ノ院まで足を延ばし月の門、日の門を通って山頂へ行った。ともに紅葉には早かったので、今回は紅葉狙いで、ロープウエイを使わずに(始発が9時と遅いため)中の湯登山口から登ることにした。


朝登山口へ向かう時見えた御嶽山の朝焼け
一番右が継子岳・・・できればこの日行ってみたい気がしてた。でも山頂へ行って御鉢巡りまですると時間がなさそう。


中の湯登山口に着くと思ったよりたくさんの車が止まっていた。
やはりロープウエイの始発まで待てずにここから登って行く人が多いのかな。
ここから登るからには早く行かなくては・・・ってことで、7時に登り開始。
女人堂に着く前に岩に張り付いた木発見。ちょっと前に放送されたNHKの「日本の名峰」で取り上げていた木じゃいないかな?(byペーター)
ロープウエイから来る道との合流地点まで約1時間、その後約1時間で女人堂で、そこが八合目。


きれいな紅葉を見ることができそうな予感


ほぼコースタイム通りに女人堂到着。そこで目にした紅葉。陽が差さないもののきれい。

女人堂から、三ノ池方面へのコースと山頂へのコースと2コースに別れ、継子岳へ行くなら三ノ池方面が近いが、山頂へ行くコースを選択。・・・これでこの日の継子岳行きは90%なくなった。


見下ろせばこんな紅葉

八合目の女人堂、途中の覚明堂もすでに小屋の営業はなく、記憶に新しい山頂直下の階段を登ると剣ヶ峰3,067mに到着。
昨年も見て気に入った多分どなたかの手作りの山頂標識に再会。
気に入った標識と言えば、翌週登った焼岳の手作りの標識も気に入ったので、御嶽山に関係ないけどここでお披露目。

小屋の営業は終了しているものの、紅葉のシーズンなので剣ヶ峰には大勢いた。
が、なぜか御鉢巡りまでする人はごく僅か。この日も私達が歩いていた間、後に4人ほどしか来なかった。
地図にもちゃんと載っているのに、御鉢巡りの入り口が御嶽神社の裏手から入るのにみんな気がつかないのか、時間がないのか・・・ここまで来て周らないのは非常にもったいない気がする。
途中風のないところでお昼にして、御鉢巡りの最後に見下ろす二ノ池。
この景色はいつ見てもきれい。
ここに見える二ノ池小屋もすでに営業は終了していた。
ちなみに御鉢巡りの入り口に「これより三十六童子御鉢めぐりして万年雪の横に出る」って書かれているが、この日の万年雪はもうなかった。
二ノ池を後にして三ノ池を見下ろすところへ。


この後青矢印を歩いて下山



三ノ池へ下る前に五ノ池へ行く。
そこにある五の池小屋は営業していて、中をのぞくとすばらしくきれい。小屋の売りは、手作りの食事。味噌は自家製で煮物を出すようにしているとのこと。
左に見える小屋はトイレでこれもまたきれい。

今回時間があれば継子岳へも、と思ったが、継子岳へ行ってしまうと下山の途中で紅葉が一番いいところが暗くなってしまいそうだったので断念。
でもこの小屋を見て、いつかこの小屋に泊まって剣ヶ峰〜御鉢巡りして継子岳へも行こう、と新たな楽しみが出来た。


四ノ池を見下ろす・・・ここを歩くのも次のお楽しみ


継子岳を望む

継子岳、四ノ池は次のお楽しみにして、三ノ池上部をぐるっと周って、いったん三ノ池まで下り、その後下山。
ここからが紅葉がきれいなところ。
行く直前に御岳ロープウエイのHPですごくきれいな紅葉の写真を見たが、今年の紅葉は遅れているので本当にそんなにきれいに紅葉しているのか、半信半疑だった。まさか以前の写真じゃないよねぇ、とも思った。
が・・・・・
それはそれは見事な紅葉が目の前に現れた。
陽が差していないのが残念だったけれど、それでもきれいだった。

こんな紅葉を見たらなかなか前に進めず、女人堂ではすでに4時近く。
ロープウエイの最終は4時半だったので、やっぱりロープウエイじゃなくて良かった。
女人堂からは順調に下ったものの、途中停滞が長かったので5時に車到着、この日も良く歩いた一日だった。

エピローグ
剣ヶ峰から池巡りをするコースはいつ行ってもそれはそれは素晴らしい。そして今回は紅葉も素晴らしかった。
次回は五の池小屋泊まりで剣ヶ峰から池巡りして継子岳、四ノ池へ行き、幻の巨大滝を見たい。

昨年9月の様子はこちらからどうぞ。