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P ハンギング・バスケット

 1999〜2000年の上の8枚の写真はいずれも以前住んでいた家の玄関やガレージに吊るしたバスケットたちです。ハンギング・バスケットはスペースの限られた場所を彩るのにも、立体的な演出をするのにも、もってこいですね。毎年春先、いや冬のうちからパンジー系のバスケット作りに勤しみます。現在の家では当たり前なのですが、以前住んでいた標高860mの家でも4月か,運が悪いとG/Wの頃まで,霜が降りました。いくら霜に強いバンジーといえどもそのダメージは大きいので、遅霜が来そうな日には、夕方に軒下に移したり、サンルームに取り込んだりしていました。

 右の写真は2000年5月の,花フェスタ記念公園でのショットです。(このHPではイングリッシュローズの情報が充実しています。) とても素敵なバスケットがいくつもいくつも飾られていました。数が多いので、水遣りも自動で行なっていました。花のセンスもいいし、ホースがあまり目立たないように工夫されていて、とても関心がもてました。
「ローズガーデン・むとう」
バスケットから
あふれる
お花さんたち
1999年5月 パンジーとスィート・アリッサム
1999年5月 ハンギング用のバスケットなんて
         売ってなかったので、チキンワイヤー
         を使っての、手作りのバスケットだ!
2000年5月 パンジー,ビオラ,スィート・アリッサム
1999年6月 純白のミリオンベル
2000年5月 ブルーのビオラたち
2000年5月 ミリオンベルと大好きなロベリア
2000年5月 ミリオンベルと,アイビー・ゼラニウム
2000年7月 夏は小輪のミリオンベル!
2000年5月 花フェスタ記念公園にて
2002年8月 色とりどりのサフィニア
2002年8月 ピンクのサフィニアがメイン
2002年8月 物置の壁にもサフィニア
2003年4月 思いもしなかった4月の大雪
2003年4月 20cm近くの降雪だった
2003年には
何と4月に降雪!

それでもパンジーは
耐えて耐えて
生き抜いたんだよ!
2003年6月 ほら、こんなに元気に
2003年8月 夏バージョンへの衣替え
2003年8月 こちらも夏バージョンへ
2004年5月 第一弾の春バージョン
2004年8月 第三弾の夏バージョン
2004年7月 ペチュニアが満開
2004年6月 物置にもハンギング
2004年8月 第二弾の役目を終えたナスタチウムとトレニア版
 ハンギング・バスケットは2004年も好調です。新しい家と歩調を合わせて建築した木造のガレージ。当然建てる前から3本の柱にはハンギング・バスケットを飾る計画でした。お花たちの優しさと建物が喧嘩しないように、はすかいの支柱はRをとってもらいました。家具作りが専門という職人の方が施工してくださり、このRや、屋根に飾られた風見鶏を設置する装飾柱にはこだわって頂きました。
 バスケットを吊るす留め金はできるだけシンプルで飽きの来ないデザインで、お花に視線が行くようなものを選びました。この留め金は、我が家の薪ストーブの設置を託した「ストーブハウス」蓼科店であつらえました。
 さて、下の写真にあるように、春から夏にかけて、季節の移ろいに合わせてハンギングも第三バージョンへと変わっていきます。出番を待つハンギングたちや、役目を終えて満足げな花たちに囲まれます。何とも言えない光景であり、ご苦労さんと言いたくなるのです。
 ハンギング・バスケットに興味を抱いたのは、今を遡ること11年前の1993年7月にイギリスを訪問したときのことです。ロンドンの市街地を始めとするいわゆるイングランド地方、コッツウォールズの片田舎、そしてウェールズ地方、スコットランド地方に至るまで、行くところ行くところで素敵なハンギング・バスケットに出会いました。もちろん、イングリッシュ・ガーデンもナショナルトラスト管理のお庭を中心に幾つか訪れました。下の写真はその旅行のスナップからハンギング・バスケットを中心に選んだものですが、その色使いといい、形といい、それは素晴らしいものでした。この旅が、我が家のガーデナーをガーデナーたらしめたきっかけと言っても過言ではないでしょう。
 残念ながら、日本ではまだハンギング用のバスケットなんて売っていなかったので(輸入品ならあったかも)、イギリスから戻ってから我が家のガーデナーが、太目の針金とチキン・ワイヤーを使って、自前で作ったりしていました。本場イギリスのペチュニアやサフィニアを使って行き届いた手入れをしたハンギング・バスケットが、今でも強く印象に残っています。ちなみに娘は4歳にて初めての海外旅行でした。ちなみに私は新婚旅行(25歳)が初めての海外旅行でした。
1993年7月 宿泊したB&B
同 ロンドンのリジェントSTR
同 街角のどこでも絵になる
同 ロンドン市内のB&B玄関
1996年4月 まだ稚拙なハンギング
1997年7月 バックが車じゃ映えないねぇ。
1998年5月 ガレージにパンジーを
 昔の写真が出てきました。1996〜8年の我が家のハンギング・バスケットです。当然手作りバスケットなのですが、やっぱりまだノウハウに乏しく、どうやったらあの美しかったイギリスで見たバスケットのようになるのか、一生懸命試行錯誤していた頃です。翌1999年頃から、コツがわかって上手くなってきました。小さな室で苗を育て、まだ花の少ない早春にハンギングを飾ると、道行く人の目を引きます。