シネマな部屋

個人的な勝手なレビューなんで、クレームつけないでねぇ。

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父親たちの星条旗 オススメ度 ★ ★ ★ ☆ ☆

クリント・イーストウッド監督作品、硫黄島2部作品の第1作目です。
こちらの作品はアメリカの視点から見た硫黄島であり、太平洋戦争末期、硫黄島での激しい戦闘の中、掲げられた一つの星条旗。当時のアメリカ国民はその一枚の写真を見て、アメリカの勝利を確信し、人々を熱狂させた。しかし、事実はその星条旗を掲げた時点では戦闘は終結しておらず、さらにもう一つの星条旗の存在と、入れ替わった6人の英雄達の存在があった。
これを見るまで、事実を元にしたフィクションかと思っていましたが、登場人物は実在した人たち。そう思ってみるとまた見方が大分変わってくるかと思います。
悲惨な戦争の描写もさることながら、星条旗を掲げた6人のうち、生還した3人を英雄として祭り上げた国家。国のあちこちで英雄として称えられるが、その裏は、あくまでビジネスといった考えの元、動かされているだけだった。凄惨な戦場がフラッシュ・バックし、死んでいった仲間たちの顔がよぎる。英雄として称えられる事を拒む気持ちも痛いほど伝わってきましたね。
この戦闘で日本は負けたわけですが、日本サイドの描写はほとんどない。第二作目の硫黄島からの手紙、期待です。


(06.11.18)
デスノート the Last name オススメ度 ★ ★ ★ ★ ☆

デスノートの続編です。前回に引き続き、マンガでいう1部、2部のキャラをごちゃ混ぜにした感じ。確かに、前回からの続きで終わりまで持っていくには、ヨツバグループなどを登場させていたらまとめられないだろうなと思っていたが、その辺うまいことまとめあげたなといった感想。
そして、ラストシーンはかなり衝撃的ですよ。前作を読んだ人こそかなりのサプライズといった感じでした。デスノートのルールに乗っ取っていながら、全く予想できなかった結末。原作と比べてしまうとかなりオリジナリティ入ってしまっていますが、映画としてこれはこれでよかったんじゃないかって思いました。
前作を見た感じ、まあこの程度だろうなといったレベルで見てたけど、完結編の今作は個人的にはかなりヒットでした。
ただ、やはり前作を全く知らない人が見たら、ストーリーに着いていくのがいっぱいいっぱいになってしまうんじゃないかなぁといった感はどうしても受けますね。


(06.11.04)
虹の女神 オススメ度 ★ ★ ★ ☆ ☆

市原隼人、上野樹里主演。いきなりあおいが飛行機事故で亡くなったという衝撃的なシーンから始まる。

智也扮する市原隼人はある女性をストーキングし、近づく為にあおい扮する上野樹里に声をかけたのがきっかけというとんでもない出会い。

初めはなんでもなかったお互いの存在が映画制作という共同作業から、徐々に腐れ縁な関係へとなっていく。

かといって友達ではあっても恋人ではない。オープニングから一体二人はどんな関係なんだ?って思わせてくれる中、ラストはグッと感動させてくれます。

智也のいい加減で無神経なダメダメっぷりなキャラが際立ってます。こんな性格の奴、近くにいたような気がするけど、なんか気合を入れてやりたくなってしまいます。そして、あおいは男勝りのサバサバした女の子。そして男っ気モ全くない。でも、そんな子が時折見せる女らしさがホントにかわいらしい。ひじょうにうまい魅力を出してました。のだめとは全く違った演技がまた新鮮です。

ちょっと切ない内容ですが、設定が身近なせいかすごい親近感を感じました。

最後に「お前、バカだよ・・・。」ってしみじみと感じることでしょう。


(06.10.28)
ワールド・トレード・センター オススメ度 ★ ★ ★ ★ ☆
ニコラス・ケイジ主演。2001年9月11日、まだ記憶に新しい無差別テロを題材にした作品。
ピッツバーグ郊外に墜落したユナイテッド航空93便を題材にした「ユナイテッド93」に対し、こちらは崩壊した世界貿易センタービルで命を懸けて救助にあたった警察官を題材にした話。
前半はてっきり救助のシーンが主になるのかと思いきや、序盤からビル倒壊。ジェット機が突っ込んだシーンなどは、ド派手に見せるといった演出は使わず、あくまで警察官の視点で「・・・突っ込んだらしい。」という会話の中での進行が逆に臨場感がありました。
そして、現場到着、救護にあたろうとした直後のビル倒壊。ガレキの山に閉じ込められた警察官達。意識が確認されたのはその時点で3人。身体はガレキに埋もれ全く動かない。徐々に弱っていく中で、お互いを励まし続ける。
そんな何としても生きて帰ろうとする姿にも心打たれましたが、なにより切なかったのは、彼らを待つ家族。自分の夫や親が巻き込まれ、消息不明。生きているのか死んでしまったのかも分からない状況で連絡を待つ姿はあまりに辛いものでした。
映画の中では選ばれた警察官達の家族にスポットを当てているわけですが、被害にあった3,000人の中、生還者20人といった惨劇。どれだけの家族が想像もできない苦しみを背負ったのかを考えると、やりきれない気持ちになります。映画とはいえ、事実を元に製作されたこの映画。感情移入もハンパではありません。
6mもの深さの瓦礫の中からの救出劇。ラストは涙が勝手に溢れてきました。
テロを起こしたのも人間ですが、危険を顧みず救出に当たったのも人間。そんな姿に本当に心打たれました。

(06.10.15)
出口のない海 オススメ度 ★ ★ ★ ☆ ☆
太平洋戦争の末期、野球が好きだった普通の青年は、自分も軍人にならなければいけないのではないか?という自らの決意で海軍に入隊する。
そして、そこで学び、訓練し、乗り込んだものは、人間魚雷「回天」だった。
自らの意思で、「回天」の操縦士に志願し、厳しい訓練を積んでいざ乗り込むのが、死にに行く為の兵器なんてあまりにも切な過ぎる。通常の魚雷が感知されやすくなり、考え出されたのが人が操縦することによって、スピードも深度も変更できる魚雷。ただし、脱出することはできない。そのまま敵の船に突っ込むのみ。恐ろしいことです。
敵艦を発見し、覚悟をきめ「回天」に乗り込んでも敵艦が一隻だけだったため、自分の番はない。「他に敵艦はいないのですか!?探してください!」と、お願いする姿が何とも言えませんでした。
確かに、いざ死を覚悟して乗り込んでも、出番がなく戻ってくる。この繰り返しは想像もつかないくらい精神的にくるもんだと思いました。
そして、そのまま基地に戻ってくれば死にぞこないと、冷たい視線を浴びせられる。信じられない世界ですね。
しかし、そんな戦争という世界以外では、家族がいて、愛する人がいて、大好きな野球に打ち込む。今の人たちとなんら変わりないんですよね。正直、あまりこの映画期待してなかったんですけど、予想以上に訴えるものがありました。
戦争で追い込まれていく中、わずかな時間で楽しんでいたキャッチボールで自分の魔球が完成したと本気で喜ぶ姿が逆に切なかったですね。
キャッチフレーズの「1045年ーそれでも青春だった。」の一言が心に染みます。

(06.10.08)
涙そうそう オススメ度 ★ ★ ★ ★ ☆
妻夫木聡、長澤まさみ主演。「いま、会いにゆきます」の土井監督ということで、かなり期待していました。
血の繋がらない二人の兄妹。でも、二人っきりの家族。兄、洋太郎と妹カオルの切なくも温かいお話でした。
妹のために必死に働く洋太郎。そして、そんな兄を心配するカオル。ぶつかってケンカして、でもお互いを本当に大切に想っている。恋人同士の愛とはまた違った愛。そんな兄妹の姿にかなり引き込まれます。
そして、幼少時代のシーンの子役がまたいい味を出しています。あの幼少の健気な姿がなければこんなに感動もしなかったかもしれませんね。グッときました。
話の展開が読めてしまうにも関わらず、これだけの感動を与えてくれるのはさすがだと想いました。
ちなみに、前評判の様子を見ていると涙なくしては見れないといった感じでしたが、実際それほどでもありません。しかしながら、心の奥が温かくなる、やさしい気持ちになれる、そんな余韻を残してくれるステキ
な作品でした。
気になった所をあえて言うなら、ちょっと宣伝でいいシーンを使いすぎている気もしました。宣伝で見ていなければもっとグッときたであろうシーンも多々。ここで、あのセリフが出るんだろうなって分かっちゃうのももったいないです。

(06.10.01)
ワイルドスピードX3 TOKYO DRIFT オススメ度 ★ ★ ★ ☆ ☆
このシリーズ、全然知りませんでしたが、すでにシリーズ第3作目。しかし、シリーズ物とはいえ、キャストや設定を一変しているため、前作を知らなくとも問題なく話に入っていけます。まあ、前作を知っているとラストに「おっ!」と思わせてくれるシーンがありますが。
自分は車には全くといっていいほど無知なんですが、そんなことは関係ない。見ていてかなり熱くなりました。
舞台は9割がた日本。しかも、妻夫木聡や、KONISHIKI、中川翔子等、有名人どころがチョイ役として、多数参加しているところも見所。なんか、ハイウッド作品といえど、日本人用に作られたんじゃないの?って印象。妻夫木くんなんか、1分ほどの役なのにかなりの存在感。格好よかったですw
途中、むりやり日本語を混ぜている感が気にはなったけど、爽快感あふれるスピーディなストーリー展開は見ていて飽きません。
幅の狭いパーキングの螺旋の通路をドリフト走行したり、人の溢れる渋谷のスクランブル交差点を突っ切るシーンなど鳥肌ものです!
これ、車に詳しかったらもっと楽しめたと思いますね。

(06.09.30)
イルマーレ オススメ度 ★ ★ ☆ ☆ ☆

キアヌ・リーブス、サンドラ・ブロック主演。韓国映画のリメイクだそうですが、原作を知らないので、新鮮に見れました。

2006年を生きる女性と2004年を生きる男性とのラブストーリー。

あるポストに入れた手紙が別の時代の同じ時間、同じポストに転送される。そこで手紙を通して偶然知り合った男女が徐々に惹かれあっていくわけだが、決して会う事のできない二人。

しかし、2年という時のズレというのが絶妙で、手紙をやり取りしている二人が出会えなくとも、それぞれの時代に同じ人物は存在しているわけで、徐々にリンクされていく展開が面白い。

ただ、見ていてひじょうに起伏のない映画で、途中かなりの眠気が・・・。

まあ、あの落ち着いた雰囲気こそが作品の良さであるのでしょうけど、残念ながら、ちょっと波長が合いませんでした。

その眠気のため、ふと気を抜いた瞬間には、今このシーンはどっちの年代で、どこまでお互いを認識しているのかなど、かなり混乱。

ラストもちょっとあっけなく、感動もイマイチ。

でも、話の設定はかなり面白いと思うし、もう一度見ればまた印象が変わるかも。

これ、あくまで寝不足時に見たときの感想です(^ ^;


(06.09.23)
X-MEN ファイナルディシジョン オススメ度 ★ ★ ★ ★ ☆
シリーズ化されてたマーヴルヒーローズのX−MENもいよいよこれで完結。
ある科学者によりキュアと呼ばれるミュータントのDNAを人間に変えるという薬が開発される。
普通の人間に戻りたいと思うミュータントもいれば、ミュータントを根絶やしにするための人間達の陰謀だという者もいる。
人間に戦いを挑むマグニートに対し、X−MEN達はどう選択するのか?
近作は今まで以上にド迫力な演出でした。そして、内容もかなり衝撃的なものに。
原作のラストは知りませんが、ホントにああいう流れなのか非常に気になります。主要キャラが・・・おいおいって感じでした。
しかし、本来サイクロップスはX−MENのリーダーのはずなのに映画でのあの影の薄さはなんなんでしょうか。今回も扱いがあんまりな気が・・・。そして、個人的にお気に入りのガンビットは結局出ず終い。ジャガーノートの登場は嬉しかったけど、あの人間離れした体格はCGで作って欲しかったかな。原作に忠実にヘルメット被せたんだろうけど、なんかバランス悪くて格好悪いw
息を飲む最終決戦はかなりの迫力でしたが、クライマックスでのウルヴァリンの行動はいかがなものかと?注射は・・・?無理だった?壊れちゃう?
ネタバレになるから詳細は書きませんが、見に行った方の感想を聞きたいですね。 監督さんはこれで完結だと言ってますが、意味深な終わり方がまた気になるところです。
とりあえず、このシリーズが好きな人には絶対オススメですね!!

(06.09.09)
UDON オススメ度 ★ ★ ★ ☆ ☆
ユースケ・サンタマリア主演のうどんをテーマにした映画。
ユースケ扮するコースケは父親と大喧嘩した挙句、ニューヨークでお笑いを目指す。しかし、たっぷり背負った借金を抱え、実家へ帰国。
昔の友人と再会し、借金を返し、再びニューヨークへ行く為、友人のススメでタウン情報誌の編集部で働く事に。
コースケの実家もうどん屋ながら、うどんが大嫌いなコースケ。しかし、うどんを取材するごとに心境にも変化が・・・。
なんとも、まったりと話が進む中、邦画ならではの笑いのツボが点々と。
ほのぼのと楽しめる作品です。
うどん一つでここまでの作品作っちゃうってのもすごいと感じちゃいました。
後半、父親とのやり取りは思わず、涙がこぼれそうになる心地よい感動も。
これを見ると、きっとうどんが食べたくなりますよ♪
何気に見る前にうどんを食べてから行ったので、それほど感じませんでしたが・・・(^ ^;

(06.09.03)
グエムル 漢江の怪物 オススメ度 ★ ★ ★ ★ ☆
なんか、なんの前評判もなく、突如公開されたような感じでした。
ソウルのど真ん中に流れる河、漢江に現れた怪物。ある家族の娘がその怪物にさらわれる。娘は生きているといくら訴えようと国は聞く耳を持たない。そこで家族は立ち上がり自らの手で娘を助け出そうという韓国映画。
まず、この家族がいい味出してます。主演である娘の父親カンドゥ、そしてカンドゥの父に弟と妹がメインキャラ。
まず、このカンドゥのだめっぷりがいい感じです。決してコメディではないのだが、その間抜けっぷりに笑いを誘われてしまう。
そして、この怪物というのが、河に流された劇薬により突然変異を起こした水生生物。何が元なのか分からないが、質感、動き、その存在感はかなり不気味な物でした。
一般家庭での力の限界、挫折、そして、ラストの家族の力を合わせて怪物を退治するのはなかなかグッときます。
そして、ただの怪物退治だけの話ではなく、かなり家族愛に重点を置いています。
ラストはかなり衝撃的です。家族の大切さを改めて感じられる作品ですね。
予想以上によかったです。オススメですよ!

(06.09.02)
スーパーマン リターンズ オススメ度 ★ ★ ★ ★ ☆
オープニングから流れる懐かしいあのメロディにゾクゾクきました。耳に残るが似てるせいかスターウォーズのテーマと同時には思い出せないスーパーマンのテーマw
アメコミキャラもいろいろいますが、肉体を鍛えたり、遺伝子操作だったりでヒーローになっていくのとは一味違う、元々超人な宇宙人であるスーパーマンはまさにヒーローの原点って感じでした。
圧倒的パワー、圧倒的スピード、弾丸すら寄せ付けない強靭すぎる肉体。空も飛べるし、驚異的な聴力に透視能力、しまいにゃ目からビームまで!
人が想像する理想の超人に求められた能力が全て備わってるようなすごい人です。
その活躍ぶりはもう爽快感バツグン!!見ててホント楽しかったです。これほど圧倒的なキャラ、久々に見ました。

敵役はレックス・ルーサー。普通の人間です。個人的にはスパイダーマンシリーズのような、特殊能力を持った人間を超越した敵キャラの方が好きですけどね。どうもスーパーマンと因縁深いキャラらしいけど、他の作品の記憶が薄いんでピンときませんでしたが。
そういった面で、残念なのがストーリーの背景。たしかスーパーマン2だか3だかの間に入る話らしい。
話に付いていけないほどではないが、やはり人物関係が分かりにくいといえば分かりにくかったです。どうせなら初めからの設定で新たに作ってほしかった気はします。

そして、ヒーロー物と言えば、悪い敵を最後に豪快に倒す。そんな流れが一般的ですが、今作はちょっと違いました。そのため、ちょっと不完全燃焼な感もありましたが、愛に重点をおいたあんな終わり方も嫌いではないですね。
シリアスなイメージを持っていましたが、ちょっと抜けた感じでささやかな笑いのテイストを混ぜてるところも和みました。
ちなみにスーパーマンが病院に運ばれるシーンがあるんですが、あの全身タイツで運ばれていく姿があまりに滑稽で思わず吹き出しそうになりました。あくまでマジメなシーンなのですが・・・(^ ^;
165分という長い作品ですが、もっと見たい!!という感じでしたね。僕的にはオススメです♪

ちなみに、昔から思うのですが、スーパーマンて素顔丸出しでなぜ正体がバレないのだろうかw
あと、スーパーマンといえば、電話BOXで着替えるシーンの印象があったけど、違ったっけ???スッパマンだけ???

(06.08.19)
ゲド戦記 オススメ度 ★ ★ ★ ☆ ☆
スタジオジブリ最新作。宮崎吾朗初監督作品。指輪物語、ナルニア国物語と並ぶ世界3大ファンタジーの一つみたいですね。
でも、モンスター好きの僕としてはドラゴンくらいしか出てこないこのゲド戦記は他の2作とは全く別物でしたね。話もある一つの街での話が主で、壮大なスケール感のようなものは感じられず。というのも、どうやらこのゲド戦記、原作は何作に渡って存在してるようで、今作はそんな中から抜粋して作られたものだと思われます。
絵柄はまさにジプリの画でした。でも、新作が出るごとに使用色が増え、コンピューター処理も増えてきた最近の作品に比べると、あまり陰影を出さないのっぺりとした昔っぽい感じの描き方でした。
ストーリーは大賢人ゲドと、父を殺し逃げてきた少年アレン、命の大切さを知る少女テルーの織り成す生きる事をテーマにした物語。
よく言えば非常に分かりやすいストーリー展開。悪く言えば新鮮味のない単調なストーリー展開と言ったところでしょうか。
でも、ジブリながらのメッセージ性の強さは好きですね。
とりあえず原作が気になりますね。そして、宮崎駿のシュナの旅も取り入れられているようなのでもう一度読み返してみたいものです。
どうでもいいけど、ウサギってキャラとナウシカのクロトワが被るのは僕だけでしょうか?w

(06.08.12)
日本沈没 オススメ度 ★ ★ ★ ☆ ☆

草g剛、柴咲コウ主演。
原作はかなり古いものだろうとは思っていたけど、どうやら僕らが産まれる前の作品なようで。
原作は知りませんが、近作はラブストーリーが絡んでくるなど、きっと現代風にかなりアレンジされているんだろうなと感じました。
序盤はちょっとテロップが多く入りすぎて、なんか説明臭いのがどうかなと。映画の世界に入るって言うより、サイエンス番組でも見てるようなw
災害風景はCG処理によって表現されているのだと思いますが、現代のCG技術に見慣れてしまっているためか、それほどすごいといった感じは受けませんでした。多分、日本列島単位で被害が増加しているといった表現の仕方が逆に臨場感を失くしてしまっているようにも。崖が崩れたりとか、そういった場面の迫力はすごかったですが。
そして、ちょっとダラダラと長すぎる気が・・・・。盛り上がるまでに中だるみな感じも受けました。
クライマックスは個人的には好きな終わり方。どうにもできない大災害の中、できる事の限界を表現したって感じでしょうか?
でも、あんな事本当にできるのかな・・・(^ ^;
止まってしまった地球の核を再び動かすという「ザ・コア」に近いスケールのでかさを感じました。

(06.07.23)
パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト オススメ度 ★ ★ ★ ★ ★

ここ数年の映画の中じゃ一番のお気に入り作品の続編という事でかなり期待大でした。でも、続編作るとコケる映画も多々あるんで少々の不安もありましたが・・・。
とんでもない!期待を裏切らないデキでした!!
今回の敵はデイヴィ・ジョーンズ。元は人間だったみたいだけど、ほとんどタコの化け物ですね。手下も、巻貝や、ウニ、ハンマーヘッドなど海洋生物をモチーフにしたキャラが多く、ファンタジー色が強くなった感じ。自分的にはこの類大好きなんで、全然オッケーですが!
内容も、165分という長さにも関わらず、全く中だるみがない。美しいカリブ海を舞台に次から次へと見せ場がある。
アクションシーンもド派手ながら、所々に混ぜてある独特の笑いの要素。自然に受け入れられちゃう流れが不思議です。
結構、前作からの伏線も張られてるところもよかったですね。少なくとも、前作を見てから今作に望んだ方が良いのは間違いないでしょう。しかし、あの壊れたコンパスがこんなところでね・・・。
そして、なんと言ってもジャック・スパロウ船長! あのとぼけた動きは相変わらずwそして、善なのか、悪なのか分からないような絶妙なバランス。
一歩間違えば、わざとらしい際物キャラになりかねないところを、あれだけ魅力あるキャラクターに作り上げちゃってるところ、さすがです。
ジャック、ウィル、エリザベスの新たなる関係も気になる最中、ああいう終わり方をするとは思いもしませんでした。 3部作構成なのは知ってたけどね。まるで、ロード・オブ・ザ・リングを見た後みたいな感覚でしたね。
次回作は07年5月・・・待ちきれません(^ ^;

(06.07.17)
ブレイブストーリー オススメ度 ★ ★ ☆ ☆ ☆

宮部みゆき原作の小説の映画化。その扉をくぐると願いが一つ叶えられるという。主人公、ワタルの家族は、父親が愛人を作り出て行き、母親は心労で倒れてしまった。家族を元に戻すため、扉の向こうの世界へと旅立つ。話は完全にファンタジーなんだけど、ワタルくん、運動神経が並な以外は特殊能力も勇気もない、見習い勇者。・・・の、割に見た事もない世界で、見た事もないモンスターに普通に向かっていくし、ちゃんと戦えてるしって・・・そこで、なんか冷めましたw
そして、話のテンポが速すぎるため、仲間たちとの絆等、描ききれてない感じを受けました。きっと、原作ではもっと仲間たちとの冒険談があるのだろうけど、あまりにはしょりすぎてる感じでした。そして、この話の核であるところですが、宝玉?だかを
5つ揃えると、女神様が願いを叶えてくれる。そんな設定です。で、ここはネタバレになりますが、ライバルの、ミツルくん、取ってはいけない宝玉を取り、大変なことになるわけですが、そこの王女様、あとでワタル君に宝玉を上げてたけど、初めからミツルくんに渡しとけば、あんなことにはならなかったんじゃないの???と思ってしまいました。
ラストも?なんで???って思っちゃったし。。。映像は最新のアニメーション技術を駆使してるようだけど、それほどの感動もなかったし。原作好きなら、いいのかもだけど、前知識無しではちょっと不完全燃焼な作品でした。


(06.07.09)
m:i:V オススメ度 ★ ★ ★ ★ ☆

トム・クルーズ主演シリーズ第三作め。今回はラビットフットを巡ってのミッションが発動される。近作ではイーサン・ハントの恋人が登場。前作の彼女との関係なんかはどうなったの?って感じだったけど、すでに婚約者としての設定。意味深なオープニングから、驚かされますが、近作もアクション満載、ド迫力シーン満載です!!スタント使ってないのか知らないけど、トム・クルーズは撮影で助骨を何本か折ってるみたいだしね。体張ってます。アクション映画って数多く出てるけど、個性ある作品てなかなかないような気がしますが、このシリーズは素直に面白い!!って感じますね。婚約者の存在がある為、愛というテーマが絡み、ちょっといつもより弱々しいイーサン・ハントなところもありますが、逆を言えば、彼も人間だと言う事を表したのか。あと、ちょっと気になったのは同じ手を使いすぎな気も・・・。これ、偽者だろうな。とか、読めちゃうから。

(06.07.08)

カーズ オススメ度 ★ ★ ★ ★ ☆
待望のピクサー最新作。出てくるキャラクターはみんな車。車だけの世界。 レーシングカーは職業レーサー、タイヤ屋は靴屋。ガソリンスタンドがレストラン。そんな位置づけでしょうか。
毎回、驚かされるのはCGのクオリティの高さ。 一見、子供向けキャラクターなんだけど、そのボディの光沢、光の反射、質感、まるで本物の車の様。 しかしながら、姿は車なのに人間らしさというのか、思わず共感してしまう魅力はさすがピクサー。

主役マックィーンは絶大な人気を誇る天才レーサー。しかしながら、レースで優勝する事が全てのマックィーンには信頼できる友人はいなかった。 そんなマックィーンが偶然紛れ込んでしまったラジエター・スピリングスという寂れた町。 しかし、寂れてはいるが、住民は皆暖かく生き生きとしていた。 そんな住民と触れ合い、徐々にマックィーンの心境にも変化が・・・。

仕事だけが人生なのか?立ち止まって周りを見渡す事も大切だよ。といったメッセージがヒシヒシと伝わってきます。 アニメといえど、子供だけではなく、大人にもオススメできる素晴らしい作品です。
五つ星を付けたいところだけど、序盤の大迫力なレースシーン。そして、点々と現れるド派手なフラッシュ効果になんか・・・
酔いました。。。(^ ^;
とてもいい作品なんだけど、三半規管に刺激が強すぎたので、四つ星というわけでw
どうでもいいけど、オープニングが日本語でカーズだった。劇中にもちょこちょこと日本語が・・・。日本語吹き替えだと画面自体まで日本仕様に作られているのか・・・。

(06.07.02)
ホテル・ルワンダ オススメ度 ★ ★ ★ ★ ☆
1994年、ルワンダでフツ族とツチ族の民族紛争、俗に言うルワンダ紛争を描いた作品。
100日のうちに、国民の10人に1人、少なくとも50万人が虐殺されたという。最終的な犠牲者は100万人に上ったというから驚きです。

ポールという高級ホテルの支配人が避難民達を守る為、ホテルへと匿い、1200人の命を救ったという、実話を元にした話です。
たった10年前というあまりに最近の出来事とはいえ、こんな惨劇が起こっていた事、全く知りませんでした。
虐殺映像が世界に流れれば、必ず助けが来ると確信するポール。
しかし、「世界の人々はあの映像を見て”怖いね”と言うだけでディナーを続けるだろう。」
グサッとくる言葉でしたね。
たしかに、テレビで流れる映像は自分とは関係のないどこか別世界の話と思ってしまう。
この映画を見ると、本当にいろいろと考えさせられます。
怖い映画は多々あるが、やっぱ人間が一番怖いよって思います。
平和に慣れてしまっている日本人ですが、こういう現実が世界にあるんだって事位は、知っておく事、大事かもしませんね。
だからといって、何もできないけどね。。。
とにかく、ぜひ見てほしい一作ですね。

(06.07.01)
DEATH NOTE 前編 オススメ度 ★ ★ ★ ☆ ☆
人気コミックスからの映画化。
名前をかかれると死んでしまうデスノートを巡る、天才大学生ライトと、名探偵Lとの戦いを描くサスペンス。
原作に忠実かと思えば、かなりオリジナリティ入ってました。
映画オリジナルのキャラクターがいたり、原作とはほんのちょっと設定をいじっただけで、別物のストーリーに。
元々、予測不可能なストーリー展開が面白かったデスノートなので、あまりに原作に忠実に進んでも流れが分かってしまっている為、退屈になりかねなかったので、僕としてはよかったですね。
ただ、原作ファンからしたら、このキャラにここまでさせてしまっていいものか、賛否両論はありそうです。
心理戦が多い作品ですので、どうしても映像的にも地味になってしまうため、少々中だるみ気味なところもありましたが、いい感じにアレンジが加えられていたかなといった印象。
そして、なにより裏の主人公、死神リュークが良い!
フルCGで表現されたリューク。あまりに漫画に近づけると存在が浮いてしまうし、あまりリアルにしすぎると原作のイメージから離れてしまうだろうキャラをいい感じにCG化されてました。不気味な外見とは裏腹にどこか憎めないリュークがうまく表現されてましたね。中村獅童の声も違和感なかったです。
とりあえず、展開が速いため原作を知らないとついてこれない気もしますが、逆に原作を知ってしまっていると、新鮮さにかける。この作品に関してはどちらがいいのかよく分かりませんね。
盛り上がってきたところで後半へ・・・って感じで、次回作もかなり楽しみ♪

(06.06.24)
バルトの楽園 オススメ度 ★ ★ ★ ☆ ☆
第一次大戦時、日本に送還されたドイツ兵は各地の収容所に振り分けられた。ひどい環境の中、過ごした彼らであったが、後に移された板東収容所は少し違っていた。
松平健扮する松江所長はドイツ兵を人とし扱い、印刷物を作ることも、パンを焼くことも、音楽を演奏する事も許し、人権を尊重する事によって、ドイツの技術を積極的に取り入れようとした。
これは実話を元にした作品です。

かなりマツケン、いい味出してます!
やさしい所長さん。そんな感じ。でも、締めるところは締める。
ドイツ軍を甘やかすなと上層部からの命令にも背く松江所長。「私が受け持っているのは、収容所である!刑務所ではない!」かなりジーンときましたね。
次第に心を通わせていく日本人とドイツ人。
国と国とは敵同士でも、人と人とは違うんだと言う事を感じさせてくれます。そして、男の友情。熱いものがありました!
終戦後、開放されたドイツ兵達が祖国に戻る前に、感謝の印として、日本で初めて演奏されたというベートーベン作曲「交響曲第九番 歓喜の歌」
クライマックスを盛り上げてくれます。
効果音や、随所に入る説明なんかが、何となく古めかしい作りの感じのする作品でしたが、話も分かりやすく、何より熱いものを感じさせてくれました。予想以上によかったです。
でも、公開初日の割りにスカスカでしたが・・・(^ ^;

(06.06.17)
嫌われ松子の一生 オススメ度 ★ ★ ★ ☆ ☆
中谷美紀主演、下妻物語の中島哲也監督作品。
下妻がけっこうツボに入ったんで結構期待してました。
タイトルの如く、松子さんの一生を描いたものなのですが、なんせ幸薄い松子。次から次へと訪れる不幸に、不幸が重なり、どん底に落ちていく物語。
それを、妙なコメディタッチで描くもんで、何とも評価しがたい映画でした。
この映画は果たして何を伝えたいのか。
人が人生を転落していく様子を楽しめというのか?
これだけ不幸でも、松子は幸せだった。そこから感動を受け止めろというのか?
テーマはかなり重い。そのくせ、クスリと笑わそうとするテイストがふんだんに盛り込まれている不思議な作品。
中谷美紀もよくやったって感じですね。まさに体当たり。
内容がディープなだけに、ただおバカな下妻物語の方が僕は好きだけど、これはこれで心にズンと響いてきたものがあるのも事実なんだよなぁ。それをうまく説明できないんだけどね。
テーマソングいいです!あの曲欲しいな。

(06.06.11)
LIMIT OF LOVE 海猿 オススメ度 ★ ★ ★ ★ ☆
海猿劇場版2作目。
前作は訓練生だった仙崎くんもすっかり立派になって!って感じです。
前作や、ドラマ版ではシリアスな救助シーンとは裏腹に、ノリの軽〜い感じの日常も描いてたけど、今作は前置きなんかはほとんど無し。
大型フェリーの座礁事故発生から、救助のシーンへノンストップな感じでした。
次々に起こるアクシデントにいい緊張感。水中に潜るシーンでは思わず息止めちゃいましたw
まあ、あそこはどうなってたんだ?とか思うシーンもあったけど、ポセイドンに比べれば、納得いくところだったし、結構劇中の世界に入り込めた分、いい作品だったと思います。
パニック映画の要素だけでなく、いい感じに恋愛要素が含まれていて、ラストはかなり感動させていただきましたよ!!
今までの流れがある分、グッとくるものがありましたね。
格好よかった!仙崎大輔!!

(06.06.03)
ポセイドン オススメ度 ★ ★ ★ ☆ ☆
津波のシーンや、転覆シーンの迫力はなかなか。
スタント無しの役者の危機迫る演技も素晴らしかったです。
そして何より、全てが逆さになった中で繰り広げられる脱出劇ってのが、見所ですかね。よくもまあ、あんだけのセットを作ったもんだって感じです。
生き残る為に他人を犠牲にしなければいけない。そんなリアルさも感じましたが、ちょっと興ざめする部分も。
追い込まれて、さあどうする? ってシーンで、「おおっ!なるほど!」って思わせてくれる解決方法をこっちは期待して見てるんだけど、そりゃ無茶だろ?と思う力技なシーンがしばしば。
あれだけの深さ、みんなで簡単に潜ってたけど、普通の人だったら、まず耳抜きができないだろ?とか、固定されてるボルトがそんな簡単に外せるわけないだろ?とかちょいちょいツッコミを入れたくなっちゃいました。 あと、人間関係もキレイすぎな感じをうけました。あんな状況に陥ったら、人間もっと汚くなるんじゃないの?とか思っちゃいましたね。
ラストも、生き残るべき人が生き残ったかなという印象。
パニック映画はむしろハッピーエンドを望まないっていう感があるんで、ちょっと無難にいきすぎてるなと・・・。
原作のポセイドンアドベンチャーを見たことないんで何とも言えないけど、昔の作品を忠実に再現してる可能性もあるんですけどね。だから新鮮味が薄いのかも。

(06.05.27)
ダヴィンチコード オススメ度 ★ ★ ★ ☆ ☆
一言で言って難しすぎる!!
予備知識なしで見に行くのはどうなんだろうと思っていたけど、案の定気の抜けない難易度の高い作品でした。
途中、怒涛のように入る説明なんかは、そのシーンの映像の前に字幕を読むのに精一杯。
話自体は嫌いじゃなかったけど、小説知らなくてもマグダラのマリアとかって、TVでも取り上げられてたから知ってたし、隠さなければいけないことってそんな事なんだ?とか思ってしまいました。いや、キリスト教の歴史からしたらそんな事じゃないんだろうけど。。。
どちらにしても、話題性が先行しすぎてる感を受けましたね。
原作を読んでからだとまた印象も大分違うんだろうけど、いきなり映画だとちょっと厳しいかも。話の流れは分かっても、もっと核心的な部分は分かった気になってるだけ。 登場人物の人間関係に関しても???
多分半分くらいしか理解できてないんじゃないかな。
まあ、あれだけのボリュームの小説だし、2時間半に凝縮するってのもちょっと無理があるような気がしました。

(06.05.20)
チェケラッチョ!! オススメ度 ★ ★ ★ ☆ ☆
沖縄を舞台に、イマイチイケテない普通の高校生達がラップに出会い、ステージを成功させようとがんばる青春ムービー。
元々、青春物って結構好きなんだけど、沖縄色が前面に押し出されてるこの作品、沖縄フリークとしては見てるだけで楽しかったです。
また、随所に使われているオレンジ・レンジの曲。これがまたいいシーンで、それにあった曲が流れるんだ!レンジ好きにもたまりませんね♪
目標に向かってがんばり、でも失敗して落ち込み、渇を入れられ再度がんばる。そして成功させる!!
ウォーターボーイズ的なお約束なお話なんだけど、ちょっとおバカなノリもいいし、ほのぼのした雰囲気が気持ちいい。
何かに熱くなれるっていいよね!って素直に思いました。
ラップと恋と友情の物語。なんか元気出ました。

(06.05.13)
アイス・エイジ2 オススメ度 ★ ★ ☆ ☆ ☆
アイス・エイジの続編。今回は地球温暖化によって氷が溶け、起きる大洪水から逃れる為の冒険。
前作からの3匹に加え、メスマンモスのエリーにフクロネズミの兄弟が追加。
映像は非常にキレイです。ホントかウソか一本一本加えてったと言われるマニーの毛並みのフサフサ感と、自然な質感はかなりビックリです。濡れた感じなんかも力入ってるなぁと言った感じ。前作と比べると大分クオリティ上がってますね!
ナマケモノのシド以外は、擬人化されてない為、あくまでマンモスやサーベルタイガーなんかは四足歩行。人間らしい動きなんかは使えないんだけど、妙に人間くさくつくられてるところは見事。
ストーリーも悪くないんだけど、メリハリがイマイチ。結構、評判良かったんで、期待しすぎちゃったところがあったせいか、いま一歩って感じでした。
だんだんと、距離が縮まっていくマニーとエリーの関係は良かったけどね♪
やっぱ、子供向け・・・かな。

(06.05.07)
Vフォー・ヴェンデッタ オススメ度 ★ ★ ★ ☆ ☆
独裁政権社会と化したイギリスにたった一人で立ち向かうテロリスト「V」 マトリックスのクリエイター陣が作り上げたって事で話題になってますね。
とりあえず、マトリックスシリーズのようなド派手なアクションシーンはないけど、また違った気持ちよさがある映画でした。
ちょっち話難しいけど・・・。イマイチ理解し切れてない箇所も多々・・・(汗)
ちなみに、Vの役者さんはヒューゴ・ウィービング。マトリックスのエージェント・スミスの人なんだけど、ホントに最後の最後まで素顔出さなかったね(^ ^;
あの怪しいマスクや生い立ちからも何か特殊な能力を持った超人なのかと思いきや、あくまで生身の人間ってのがまたいいね。だけど、懐に潜ませたナイフ捌きはやばいくらいカッコいいよ!!
そして、支配された人々の心を動かすクライマックスはゾクッときましたね。いい意味で。
スーパーマンや、バットマンなんかのDCコミックからの映画化みたいだけど、他のアメコミ作品と違い、これは続編全く考えていないのだろうか?といったラストでした。
社会に不満があり、スカッとしたい人にはオススメ?w

(06.04.23)
機動戦士Zガンダム 星の鼓動は愛 オススメ度 ★ ★ ★ ★ ☆
ついに劇場版Zガンダムもこれで完結。
複雑に絡み合うストーリーといつにも増して早く感じる展開に付いていけなくなりましたw戦闘シーンが続いているかと思いきや、それは数日たった別の戦いだったりね。
原作を忘れかけてる事もあるけど、やっぱ難しいなと感じたね。初めてみた人は間違いなく理解できないでしょう。
でもクライマックスシーンはやっぱ感動しました。毎回、言ってるけど、あそこまで書き下ろすなら全て書き直してくれと。
やっぱ、格好いいもんね、ガンダム♪
ラストで、Zガンダムがゆっくりと変形していくシーンはおおおっ!!!とちょい興奮。細かいところまで描かれたMSは感動物です。
そして、カミーユ。
原作とは違うラストはどうなんでしょうか?別物のZとして語られていくんでしょうかね。
嫌いじゃないけど、なんかF91のラストを見ているようだったね。
あと、エンディグのGacktの曲。1、2作目はそれほど違和感感じなかったけど、ラップ調の今作のテーマはどうなのよ!?
まあまあ、愛があるんで、四星だけどね♪

(06.04.02)
北斗の拳 ラオウ伝 殉愛の章 オススメ度 ★ ★ ★ ★ ☆
北斗の拳が映画にて復活!!ストーリーはサウザー編です。
昔のアニメでも充分に熱い北斗の拳ですが、今風の画に書き換えられ、迫力倍増。かっこよすぎです!!
声優が一変しちゃってるのが、引っかかるところだけど、阿部寛のケンシロウは意外とはまってました。でも・・・ラオウは違和感ありすぎ。
そして、映画ということで、ピックアップして作られてる分、ある程度の合わせが必要なのは分かるけど、開始早々北斗3兄弟ときたときには、ちょっとしらけました。ジャギの存在が抹殺されてる!?w
その他、原作では別の話で使われているようなシーンをうまいことサウザー編に取り込んでましたね。まあ、それがいいのか悪いのかは分かりませんが・・・。
一応、ラオウ伝ということで、ラオウの登場シーンもかなり多いです。原作にはないラオウの内面を映したシーンも・・・。
正直、オリジナルシーンは自分にはあまり受け入れられなかったんですが、後半は興奮の嵐!!
シュウにサウザー、ラオウにトキ。懐かしさと新たなる刺激に感動しまくりでした。
そして、挿入歌で「愛をとりもどせ!!」が流れた日にゃ、もう身震いしましたよマジで!!
細かいところで引っかかるところはありましたが、あくまでも原作に忠実に作られているストーリーはファンにはたまりませんね。
かなり、いいデキだと思います。オススメ!!
次回作が楽しみだw
アタァッ!!

(06.03.19)
ナルニア国物語 第1章ライオンと魔女 オススメ度 ★ ★ ★ ★ ☆
原作誕生から55年という歴史あるファンタジーの映画化。
見た目のイメージではどうしてもロード・オブ・ザ・リングと比較してしまうでしょう。
第二次世界大戦中、疎開先の屋敷のタンスから、別世界へと飛んでしまう4人の子供たち。
伝説により、子供たちが救世主となるわけだけど、普通の子供が短期間であそこまで戦えちゃうのは御愛嬌ですかね?
ストーリーとしては、兄弟の裏切り、指導者の死等なかなかドキドキさせてくれる展開も。
戦闘シーンの迫力も大したものだけど、もうCGが進歩した今の御時世、それほど新鮮味はなかったけどね。
でも、ロード・オブ・ザ・リングに比べ、ファンタジーのモンスター達がかなり登場するのは見ていて楽しい。
ケンタウロス、ミノタウロス、サイクロプス、グリフォン、ユニコーン等感動物である。
そういや、巨人族らしき存在も出てたけど、全く活躍してなかったなぁ。
ツッコミどころもあるけれど、飽きさせない話の展開はいい感じでしたね。
ロード・オブ・ザ・リングと比べてどちらがいいかと言われると困るけど、じっくり腰を据えて見るならロード・オブ・ザ・リング。息抜きにスカッと見るならナルニアって感じかな。ストーリーが易しいんで、分かりやすいしね。
しかし、ナルニアも3部作という割には、キレイにまとまっちゃってます。
次回作どう続くのか、期待ですね。

(06.03.18)
男たちの大和 YAMATO オススメ度 ★ ★ ★ ★ ☆
戦後60年記念作品として製作されたYAMATO。
誰もが知ってる戦艦大和だけど、どんな活躍をしたかなんてのは知らなかった。というか、何もできずに沈没した戦艦というイメージしかなかった為、この映画を見てかなりイメージも変わりましたね。
映画は現代から始まり、過去へとさかのぼる。生き残ってしまった事を悔いながら生き続ける一人の老人(仲代達矢)の記憶が蘇る。
「敗れる事で日本は目覚める。」皆が死ぬであろう事を分かっていて、それでも日本を守る為、自分達の大切な人を守る為に、沖縄へと向かおうとする大和。
クライマックスのシーンはどっと涙が溢れてきました。
60年といったら、そんな昔でない。今もその時代の人は生きている。そういうリアルな見せ方がまた胸にグッとくるものがありました。
映像的にも、さすが実物大セットを作ってしまっただけあって大和の存在感はすごい!!戦闘シーンも戦争の惨さも含め、ド迫力!!
音楽もなんかなじみのある感じだなぁと思ってたら、久石譲さんでした。
エンディングでは、長渕剛の歌声がよい余韻を与えてくれます。
まさに「男たちの」という単語がよく似合う、そんな作品でした。

(06.02.26)
レジェンド・オブ・ゾロ オススメ度 ★ ★ ★ ☆ ☆
マスク・オブ・ゾロの続編。前作から何年たっているのでしょうか?8年?
話は、前作の続き、子供もそこそこ大きくなり、父親としての苦悩を見せる。
相変わらず、ヒーローとして一躍有名人のゾロの持て囃されぶりは何とも言えないが、格好いいからよしとしよう。
ラテンの音楽に合わせ登場するゾロは本当にカッコいい!!
でも、意外と間が抜けているところが、何ともいい味を出している。
でも、ストーリーとしては、なんら新鮮味のない作り。
いや、つまらなくはないんだけど、非常に印象が薄いんだよね。二つ星にしようか迷ったけど、それもあんまりなので三ツ星ってところでw
クライマックスの列車爆破シーンは相当力入れたなぁって感じでしたが。

(06.02.12)
ALWAYS 三丁目の夕日 オススメ度 ★ ★ ★ ★ ★
昭和33年、東京タワーが完成した年。その時代を生きる人々を描いたコミックの映画化。
まずは、その町並みの作りに感激!!昔の映像なんかが好きな僕にはかなりグッとくるものがありました。っていうか、どこまで作り上げたんだろ?どこまでがCGなんだろ?って思うくらい見事なもの。
東京タワーが季節が移るごとに大きくなってるところがまたよかったです。
そして、気付く、気付かないは別として、小道具一つにしてもかなりこだわって作られてるんだろうなぁといった印象をうけました。
僕の子供の頃の記憶ですら、ああ、こんなのあったなぁと懐かしく思うところがあったくらいなので、おじさん、おばさん達にしてみたら、その当時を思い出すということでの感動だけでも相当のもんだと思います。
だからといって、ただその当時の町並みを再現しただけの作品なんてことは全くなく、ストーリーもかなりいい!!
そこの町に住む人々の何気ないやり取りにクスリと笑い、その人々の生き方に心が温かくなり、かなりの感動をうけました。
なんてことない日常の出来事、だからこそ味わえる人間味ある気持ちのよい感動。心が洗われるような、やさしい気持ちになれるそんな作品です。本当に涙が出てきて、こらえるのに必死でした。周りのおじちゃん、おばちゃん方はそこらじゅうで鼻をすすっていましたがw
145分という上映時間は映画としては長い部類に入るけど、時間を感じさせない、むしろ自分がその世界に入り込んでしまっている、そんな感覚でした。
あんな爽やかな余韻が残った映画もホントに久々でした。
これは、オススメです!!

(06.02.04)
THE有頂天ホテル オススメ度 ★ ★ ★ ★ ☆
三谷幸喜監督最新作。2006年を間近に迎えたあるホテルのお話。
この映画、とにかく登場人物が多いです。
そして、それぞれが自分の人生を持っていて、それぞれのエピソードがある。洋画でたまにあるのが、登場人物が多すぎて、把握できないという事。だけど、この映画にはそれが全くなかったってのがすごい!有名どころの俳優さんを多数起用しているってこともあるけど、個々の人物設定をかなり細かく設定してるんだろうなって感じました。また、ちょっとした小道具をうまいこと使う事で影の薄くなり勝ちな配役も見事に存在感をかもし出してるのは見事!
誰が主人公というよりは、みんなが主人公。全てが見逃せないノンストップな作り、かなりよかったです!
笑いのセンスもさすが三谷さん。素晴らしかったです♪
なんか、爽やかに、元気になれる作品でした。

(06.01.22)
スクラップ・ヘブン オススメ度 ★ ★ ★ ★ ☆
バスジャックに巻き込まれた3人。警察官に薬剤師に便所掃除師?
再び、出会った3人。世の中の憂さ晴らしの復讐ゲームが始まる。
復讐の依頼を承り、その相手に報復する。
かなり、ディープなテーマとは裏腹に、途中途中に入る笑いの要素がイイ!!かなり、いいセンスしてます。
そして、ノリのよい音楽にアクション(喧嘩)シーンもなかなか。話のテンポも非常にいいです!
完全に法に触れた話だからこそ、見ていてスカッとさせてくれますな。
ノリのよい前半に比べ、現実に引き戻される後半はシリアスな作り。
少々、抽象的な描写。また、謎を残した部分もあるけれど、これはこれで、かなりいい作品じゃないかな。
メジャーどころでなくとも、名作はいっぱい隠れてるって事を感じさせてくれる一品でした。

(06.01.13)
チキン・リトル オススメ度 ★ ☆ ☆ ☆ ☆
久々にきましたね〜。一つ星!
何をやってもうまくいかないちっちゃなチキン・リトルが、町を救う為に立ち上がるディズニー最新作。
子供向けとは予想はしていたものの、これほどしんどいとわ・・・。
眠気がひどくて、起きているので精一杯でした。
それほど、退屈でした。たんたんと進んでしまって、盛り上がりにかけるんだよね。90分作品ですが、悪い意味で長く感じました。
いくら子供向けだって、ピクサー作品はあんなに面白いのにね。
キャラクター性もイマイチ。まあ、チキン・リトル自体はそれなりにかわいくはあるんだけど、途中で勇気を出して目覚める時、本来ならば、がんばれ〜!ってなるはずなのに、むしろウザかったですw調子にのってんなよ、お前・・・って思っちゃった。
そんな映画、ぜひご覧下さいw

(06.01.08)
SAYURI オススメ度 ★ ★ ★ ☆ ☆
貧しい家に生まれた少女が芸者としての人生を生きていく人生を描いた作品。チャン・ツィイー主演だけど、前半は少女時代で、置屋に売られていくシーンから始まる。
親と離れ、姉と離れ、絶望の中、ある人と出会うことにより、芸者への道をひた進む。
とにかく、映像が美しいといった印象。間違いだらけといえども、日本ぽさは充分に出ていると思いますよ。
女と女のこわ〜い戦いも見ものです。
苦労苦労の連続の中、ラストはよかったなぁ〜といった感じ。
ストーリーも悪くないけど、これもちょっとダラダラと長すぎるかも。
ウケ狙いじゃないのは分かるんだけど、前編英語の割には、ゴメンクダサイとか、オネーサンとか、いんちき日本語が違和感ありあり。
何気に舞の海登場には場内ちょっと沸いてましたw
お参りのシーンで、普通、鈴?がシャンシャンって鳴るとこでゴォーンと鐘の音がしたのは、思わず吹き出しそうになったよ。
こんな事ばっか書くと、勘違いされるかもだけど、いい作品だと思いますよ。

(06.01.04)

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