シュペクラティウス（Spekulatius）は、ドイツのライラント・プファルツ州でクリスマスシーズンに
焼かれる伝統的な名物菓子です。クリスマスを題材にした模様の木型を使って作られるのがお約束です。
しかしおいしいので広くヨーロッパの各地に広まり、国によっては通年焼かれるお菓子になっています。
ベルギーのスペキュロスというお菓子も同類だと思いますが、これは木型では作りません。
スパイスの効いたパリッとした軽い食感のクッキーです。
「シナモンの効いたお菓子」という解説が多いですが、クローブやナツメグの使い方がより大切な
お菓子だと思います。クローブは強い個性を持っているスパイスですから、そのさじ加減が重要です。

※このクッキーは「シュペクラチウス」とも呼ばれます。

ドイツから持ち帰った木型で作っています。	いろいろなデザインがあります。
焼き上がりの近づいたシュペクラティウスです。	クリスマスを題材にした模様になっています。