関 謙二 Kobayashi Masao
「田」を皆で立ち上げて早くも丸5年が過ぎようとしています。5年の間には、工場の移転からはじまり、去る者あり、また新たに来る者あり、総じて増加傾向にはありますが、「田」も少しずつ変わりつつあります。 何より変わりつつあるのは、5つも年をとってしまったこと。髪の毛を櫛でとかそうとしても、櫛の間をまばらに髪の毛が通っていく感触に愕然としながら鏡に映る我が顔の横に、はちきれんばかりの肉質ぴちぴちの娘の姿を発見してしまうと「光陰矢の如し」を思い知らされます。とは言っても、そこは「なに、くそうーー」と思い直し、娘に聞こえるように「さあ、今日もガンバルゾー」と、から元気でひとり言を口ずさみ洗面所を後にします。会社では、私の作るエサを待つ「みー助」「小梅」「小太郎」の居候三人衆が待っています。これが6年目を迎えようとする「田」の中の私の姿です。
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