にっぽん ノスタルジア 

長野県の古い建物・和洋風建築・古民家・学校 


【1】  開智学校・・・・・松本市
   明治9年 1876年建築。 
   廃仏毀釈の中 廃寺の土地や資材を流用して経費を削減したが、総工費一万一千円を要した。 (現代(2011年)の金額に換算するとおよそ数十億円。)

   当時の日本は裕福ではなく、国や県の補助もない中で、総工費の七割が地元民の寄付で賄われた事は驚きに値する。
   就学数が多く 師弟の教育を重んじ、未来を担う子供の教育に浄財を投じた明治の信州人の(自分事の)気骨を見る思いだ。  


【2】 上田蚕糸専門学校講堂・・・・・上田市
   昭和4年 1929年 建築
   明治44年 1911年に設立された上田蚕糸専門学校は、信州大学繊維学部の前身であり、この建物は信州大繊維学部構内において保存されている。 
     

【3】 上田蚕種共同組合 事務所・・・・・上田市

    大正6年
 1917年建築

【4】 山一林組製糸 事務所棟 ・・・・・ 岡谷市

    大正12年
 1923年建築
    重厚なレンガと石組み、車寄せを持つ豪勢な作りに、当時の製糸業の隆盛を見る。

遠くへ行きたい・旅物語
Travel to Myanmar
Mr. Yang. All right resreved .


【5】 旧岡谷市役所 旧庁舎 (現在消防署として使用 現役の建物である) ・・・ 岡谷市 

昭和11年 製糸業で隆盛を極めた岡谷が市制を施行するにあたり 製紙家 小澤福太郎により寄贈された庁舎である。 昭和62年まで現役の市役所庁舎として使われていた。 現在は消防署として使われている。  希望すれば内部の見学が可能。 建物内部は天井が高く 梁には装飾が施され 外観は重厚で 窓のデザインも洒落ている。 一階には立派な市役所の木製のカウンターが残り 往時を偲ぶことができる。階段を上ると 市長室 各課の執務室が残っているが、当時の調度品などはない。