羽田の駐機場に並ぶ MD-87  

本日は 羽田〜南紀白浜 JAL1381便 (MD−87) です。

機体後方に二機のエンジンを備えたスリムな外観。  非常に狭いコックピットにアナログ計器類が並ぶ MD−87は 機齢も重ねた上 最近のハイテク機に比べて燃費がよろしくない事もあって JALの財務状態が改善されたら 順次退役して行くのでしょうね。 JASの時代から 大変お世話になりました。 日本の地方都市路線のジェット化に貢献した機種ではないでしょうか。 小型軽量な機体は 身のこなしも軽く 短い距離を スムーズに加速して 一気に離陸してくれました。  ただし 搭乗した印象は ちょっとノイジーで 機内アナウンスが聞き取り難いと感じましたが 皆さんは如何ですか?

MD−87だけでなく DC−9 DC-10 MD−11 にも搭乗しましたが、マクドネルダグラスの飛行機はどれも個性的でした。   羽田で見かけた JASからの機体 A300−600Rも 写真に収めました。

同じように 旧JASからの機体 エアバス A−300 600R です。
双発のワイドボディー機ですが、ボーイングの767や777と比べて、キャビンが胴体の上方に配置されているため ドアや窓が斜め上のついているような印象に見えるのが特徴です。 この外観上の特徴は・・・  先行していた Boeing747の カーゴコンテナを共通に使えるようにして コストダウンしたいが、 A−300 は 一回り小さいボディーで そこに収めるために キャビンを上方にシフトし設計したという・・・ エアバス社初期の苦労話を聞きました。  人に歴史あり・・・ 飛行機にも・・・ですね。

飛行機の窓から D  羽田〜南紀白浜  1381便 

羽田 ランウエイ34-Rを離陸。 
東京湾を上昇しながら 右旋回し
うみほたる・木更津上空を通過 
房総半島へ 太平洋が見えてくる。

房総半島上空で 更に右旋回 
西へ機首を向け 
館山 洲崎 野島崎 上空へ

朝の日差しが眩しい。

相模湾上空から 
伊豆半島 下田 上空。

進行方向 向って右側には
富士山がきれいに見えていました。


冬は 強い向かい風の影響で
対地速度が600km/hぐらいになってしまいます。 

以前 香港に行った時も 冬のジェット気流の影響で 6時間以上かかりました。 冬 西に向う時 遅れは覚悟しないとね。

伊豆半島を過ぎると ひたすら太平洋沿岸を洋上飛行。
右手に 御前崎 知多半島 伊勢志摩 を右手に見ながら 本州最南端の串本上空を目指します。

熊野灘上空で シートベルトサインが出て DSC撮影はここまでになります。

串本で 右旋回し降下 白浜まであと五分。
この日は 白浜空港上空で 大きく左に旋回・降下して 海から 滑走路にアプローチしました。

上空からは ジェット化以前に使われていた 古い滑走路が見えます。 (滑走路上に 大きく いくつも ×印が書いてあるので すぐわかります。)

白浜の名所 円月島
海水浴の名所も 
冬は人影もまばらです。

帰りは 南紀白浜 発19:50の1386便  
夜間飛行です。 

暗くて撮影は困難ですが・・・ 
飛行機の窓から見る夜景は 魅惑の時間です。

白浜空港を離陸上昇 串本上空から見ると 
熊野灘に続く海岸線 伊勢志摩 知多半島 
名古屋方面がひかり帯になって見えます。 

志摩半島 上空まで来ると 浜松 静岡 沼津 伊豆半島 街の灯りが視野に広がります。 

駿河湾上空まで来ると 相模湾の向うに 煌めく 三浦半島 房総半島 横浜 東京 千葉が視野に入ります。  日本って 以外に小さい・・・と実感するのです。

羽田までの1時間15分が 瞬くうちに過ぎて行きます。


遠くへ行きたい・旅物語
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Mr. Yang. All right resreved .