ロウンジー(巻きスカート)を作ってみよう 着てみよう
ミャンマーの市場に行くと ロウンジーを販売しているお店がすぐに見つかるはずです。
色や柄・デザインはたくさんありますが、民族によって違うようです。 素材は棉が主体ですが シルク製の高級品もあるようです。 私は 棉素材で ブルーに紺と黄色の細かい格子模様が気に入りましたが 貴方はどんな生地がお好みですか?。 生地を選んだら その場で筒状になるように ミシンで加工してくれます。 それほど高いものではないので 試しに一着如何ですか?
着用方法は色々あるようですが・・・私の聞いた方法をお伝えします。
筒状のロウンジーの中に入って、上部の左右を両手で持ち 左右にピンと張ります。 次に その張りを維持したまま 左手をすばやくお腹の中心に置き 右も同様にお腹の中心に持ってきます。 そして からだの中心 ちょっと下っ腹気味の位置で さっと結び合わせて 出来上がり。 慣れると簡単です。 結び方がうまくないと すぐに緩んできますんで 注意してくださいね。 あとはミャンマー人と同じように 白いワイシャツにロウンジーに草履で 「ヤア バァーデー ケッサー マシーバーブー ・・・」 とか何とか言っていれば 貴方もビルマ人に見えるかもしれません。 ビルマの人はスリムな人が多いですが、もともと 日本人と良く似た顔立ちですし・・・最近は ちょっと太めのミャンマー人もいますので、日焼けした日本人なら ビルマ人も間違えるかもしれませんね。
市場では 棉や麻で出来た 簡単な上着も売っていますので 私は これを合わせて着込んでいます。 風通しが良く涼しいので 日本の夏 ジンベエ感覚で着たら快適ですよ。 お盆休みに これを着て 日本のスーパーマーケットに買い物に出かけた事があります。 見事に浮きましたねえ。 大人は遠くからチラチラ見ているのが良く判りますし、子供は 近寄ってきて ジーと眺めていました。 何人だか 訳のわからない不思議な奴がいると思ったんでしょうね。 夏 自宅で寛ぐには良い衣装です。 皆様もお試しください。
追伸 ジェトロが入居している 東京・赤坂のツインタワーで シルクのロウンジーを着けた人を見たことがありますが・・・かっこいいもんですよ。 多分 ミャンマー大使館の方で 公式な場に出席するために 正装されていたんだと思います。 やはり 着慣れた服装を 自信を持って着こなす人は素敵だ・・・と思いました。
追伸２ ロウンジーを着る時は シルエットを綺麗にするために 下着は着用しないのだそうですが・・・これは 外国人には ちょっと抵抗があります。
追伸３ このロウンジー・・・しゃがみ込むと 何処でもトイレになる・・・という話も聞きました。 ほんとうに便利な衣服ですよね。 しかし 最近の若い人はジーパンに魅力を感じているようです。 何処の国も 若い人は 良いと思うもの かっこういいものは積極的に取り込む柔らかい頭がを持っています。 新しいものを取り入れても 厚い仏教信仰や 若い人の模範になるように 寛容の心で相手の意見に耳を傾ける大人 それを習い受け継ごうとする若者 世界中を見渡しても稀有な優れた文化は 残して欲しいと願うのです。
