ページトップへ



近年は珍しい石種を使い、様々なデザイン墓石がある中、
石彫刻はさらなる付加価値を与えてくれる要因の一つともいえます。
彫刻加工の技術の進歩により、多彩な表現方法が可能になりました。

ここでは実際の彫刻例の花や人物などの
表現方法豊かな多彩な彫刻を紹介します。




石の磨きの面に文字や図案を切り絵のようにカットしたゴム版を貼り付け、サンドブラスト機を使って鋼の砂を高圧で吹き付けると、磨きの艶が消え、石本来の色がでます。

中国福建省の職人があみ出した手加工彫刻手法です。黒御影石などの色の濃い石に先端にダイヤモンドが付いているペンで少しずつ石の表面に傷をつけて磨きの部分を落とし、その「明:光」と「暗:影」で図案や人物の写真を表現する方法です。

「ぞうがん」加工と言いますが、古くから朝鮮半島で盛んだった螺鈿(らでん)や、象嵌の技法を石材にはめ込むことで表現した技法です。石の選定や接着剤の強度も要求されます。

立体彫刻は古くからある伝統的な彫刻方法です。完全に立体化した「丸彫」と半分位立体化した「浮彫(レリーフ)」があります。墓石には「丸彫」と「浮彫」を区別したサンドブラスト機を使って何回も加工する「機械立体彫刻」がお薦めです。
 
 
 

石に線状の絵を描くように彫刻する方法です。古くからある彫刻方法で世界中で多くの文化財が残されています。シンプルで高級感がある基本ともいえる手法で、黒御影石などの濃い石に合います。
 
 

写真や絵などの精密な図案を転写彫刻する方法で、図案をそのまま再現できるので、写真を墓石に彫刻するには最適の方法です。
 
 
彫刻方法は様々ですが、重要な点は石の種類や彫刻の大きさをバランスよく設計する事です。特に白系の石など石の切削面と磨き面の色の差がない場合、どんなきれいな彫刻をしても見えない場合があります。そういった場合はペイントなどを入れる事をお勧めします。
 
Copyright(c) 有賀石材 All Rights Reserved.