1/3

第百八十一回自然と歴史探訪[中村不折生誕150年展]

   

信州高遠美術館:

今年は、明治から昭和初期に活躍した洋画家・書家・中村不折の生誕150年にあたる年だそうで、

明治維新の混乱を避けて父の郷里・高遠に帰り、23歳で絵の勉強のため上京するまでの間すごした、

地元伊那市の高遠美術館・中村不折展、伊那市創造館第18回企画展、

伊那文化会館・私たちのコレクション展が開かれるという事で、

不折の求めた美の世界を少しでも感じることが出来ればと伊那市へ出かける事になりました。 

  文化会館で予定されている、私たちのコレクション展は、1015日からという事で、今回は見ることが出来ませんでした。

 (各自所蔵の作品を公募したら、200点以上の応募があったそうですが、その中から74点を選んで展示するそうです。)  

  という事で、バスで最初の訪問地・高遠へと向かいます。  

  薄曇りの天気ですが、このところの冷え込みで多少色づいて来た湖畔の桜並木を見ながら、杖突峠へと向かいます。   

  峠まで上った所で振り返ると、八ヶ岳が雲の上に顔を出しているのが、みえました。  

 そこで、急遽峠で一休み、展望を楽しむことになりました。  

 展望台は峠の茶屋の二階にあります。 

  喫茶店・風の詩の中を通っていくので、日中だけ利用出来るのだそうです。  

 夜間用には、私営の有料展望台も近くにある様です。

雲海の上に顔を出した八ヶ岳・しばし、標高1247mの杖突峠からの展望を楽しみます。  

 雲の切れ間から、諏訪湖も遠望出来ました。

高遠ダムの岸辺の道を通り、高遠城址の南側にあるちょっと細い道を、高遠美術館へと上ります。

今日案内して下さるのは、館長の武井さん。 

 最初にロビーで、高遠美術館・中村不折と不折展について説明していただきました。  

 美術館は平成4年に開館したそうで、建物は地元・宮本忠長氏設計で、第6回公共建築賞を受賞しているそうです。 

 環境にマッチした、とてもお洒落な建物です。

 

寺社一覧へ 次へ・・・次ページ・・・戻る