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第百七十六回自然と歴史探訪[情緒豊かな伝統文化にふれる]

  長持ち行列振り込み。

長持ち行列振り込み:下諏訪町指定無形文化財

諏訪は今、御柱で大盛り上がり、今日は、上社の里引きが始まり、前宮の建御柱も行われるとか。  

  ここ下社の里引きも、5/14日から始まるそうで、各出し物のお披露目も始まった様です。  

  今回は、御柱祭に華をそえる、下諏訪町第三区騎馬行列と赤砂長持ち行列の時代絵巻を鑑賞し、

伝統文化にふれてみようと企画された様です。 

  明け方までは、雨と強風の天気でしたが、朝にはすっかり晴れ渡り絶好のマリオ日和となりました。  

 午前中はまず地元赤砂の長持ち行列を見学します。  

  長持ち行列は、嫁入りの時の婚礼長持ち・参勤交代の道中長持ち・神社上棟式の餅や供え物を運んだ神事長持ち等があるそうですが、

御柱の長持ちは曳行に必要な曳綱や曳子の弁当を入れたのが始まりだそうです。  

 前棒(トンボ)は2人用・4人用があり、重量の100200kgぐらい、石や砂袋を入れて調整するそうです。 

  棹の長さは810mぐらいのヒノキの棹、後棒は一人で担ぎます。 

  戦後は、前飾りや衣装も段々と派手になって来たとか。  

 そんな中、神事長持ちの様子を伝えるちょっと地味な長持ちもあるそうで、

東山田の長持ちは、衣装は農作業の衣装で、棹も78mの杉の棹、昔は大社の供え物を運んだそうです。  

  前飾りは大社から受けた錦の御旗、松平忠輝公が記したとされる、一之宮御用の札がかかっているそうです。

   ギシギシと棹をゆらして進むのではなく、長持ちの箱がゆれぬ様進むのだそうです。

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