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第百四十七回自然と歴史探訪東堀ものがたり@・正八幡宮と宗良親王]

   
   

東堀正八幡宮:柴宮

今回も地元の文化財を訪ねる旅として、マリオさんからも近い東堀を散策することになりました。 

   天気も秋晴れのマリオ日和、歩いても行けそうな近くということで出発も10時とのんびりでしたが、

バスで柴宮の駐車場まで行きました。                       最初の訪問地は東堀正八幡宮です。 

   駐車場から一旦道へ出て、表参道へ向かいます。 柴宮表参道大門。  

  旧参道は、神社の正面側に部落が有ったのでそちらに向かって付いていたそうですが、東堀村も横河川の氾濫や、

中山道の開通などにより移動したのにともない、現在の神社の横からの方向に大門も移されたのだそうです。 

  水屋、大きな十六弁菊紋章の水盤。 八幡宮は鎌倉時代の初期には上八幡宮として存在していた古社だそうですが、

武田氏の所領になって諏訪社・八幡社以外の神を祀る事を禁じたたので、正八幡宮となったそうです。 

  ここは、南北朝時代に南朝を支持し、大河原(大鹿村)を拠点とした宗良親王が諏訪氏の招きで諏訪に入り、

信濃の南朝方を結集した折の御座所となった所でもあるそうで、仮屋という事で柴で御座所を造ったとか、

又春宮の柴船の柴をここから取っていたとかで、ここは柴宮とも呼ばれている様です。   

  境内にはすでに、今日お宮を案内していただく地元郷土学習館の理事長の三沢さんが待つておられました。

境内には、あちこちから集められた摂社が沢山ありました。

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