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第百四十二回自然と歴史探訪[小鳥・獣の足跡発見]

犬飼清水。
 

中山道:犬飼清水

いよいよ年も明けて、今回は2013年のマリオ倶楽部のスタートです。  

  恒例の雪シリーズということで、小鳥や雪に残る獣の達の足跡をを訪ねて、塩尻峠の散策を行う事になりました。 

   昨日の雪で、新しい足跡も見れるのではと期待しての出発です。  

  コースは、今回も横山先生おまかせの、ミステリーツアーです。  

  今日も快晴、今年のマリオ倶楽部も天気には恵まれそうです。  

  峠を越えると、眼前には穂高の山並みがせまってきます。 

  東山のあたりまで下った所でバスは旧塩尻の部落へ入ります。 

  どうやらここが今日のスタート地点の様です。  

 バスを降りた所に1本の木が立っており、それに寄り添う様に犬飼清水の碑がありました。  

  かっては、ここに清水が湧いており、江戸時代にここ中山道を通行中の公家の愛犬が病になった時、

この水を飲ませたら治ったと言われる所だそうで、三代豊国の木曽六十九駅の版画には、

犬飼現八の浮世絵として、犬飼清水が描かれているそうです。 

  また、江戸時代には、岡谷小口の村長の宮坂金吾が走破した所で、この辺りは下の諏訪だったそうです。

  (豊国の浮世絵にも、下諏訪として描かれているそうです。)   

  塩嶺トンネルの工事の後は、清水も止まってしまったそうで、今は何処に清水が出ていたのかわかりません。

犬飼清水と宮坂金吾氏の話は、先月完成した民話諏訪の伝説にものっており、その紹介もして下さいました。

どうやら今回は、中山道を塩嶺峠まで上るコースの様です。  

 この道は中山道、今は高ボッチスカイラインと呼ばれている様です。

庭先にナツメの木がありました。  

 ナツメの木もだんだん少なくなっているとか。

アセビの赤い蕾が青空に映えて綺麗です。
  
アセビは万葉集にも出てくる古い花で、先生によるとアセビの花ことばは、

清純な心、また会いましょうだそうです。 

先生が、庭の植え込みの間にある鳥の巣を発見。 

 最近の鳥の巣には、ビニール製品が良く混じっているとか。

藪の中で、猿の顔を発見。  正体は、クルミの枝だそうです。

今年も杉の実が一杯付いていました。  

丸いのが、雌花、小さい尖ったのが雄花だそうです。
  
雄花は春になると、花粉を飛ばしますが、雌花が受粉するのは、別の木の花粉だそうです。 

大分上って来た所で、中山道も高ボツチスカイラインと別れます

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