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このお寺の見所の一つ、市天然記念物にも指定されている枝垂れ桜、岡谷では一番大きい桜だそうです。

  推定樹齢300年以上で、二代目諏訪藩主・忠澄が大阪の陣に出陣した時の

戦勝記念として植えられたものだそうです。  

上社の社房だったなごりか、山門には4本足の梶の紋が付いていました。

 十三重の塔。

境内にあった、石造・阿弥陀三尊。

もっとも、天竜川の左岸は上の諏訪、(右岸は下の諏訪)と言われ、上社の管轄だったのだそうです。

  昌福寺の寺紋は、桔梗の様で、これは何処とつながっていたのでしょうか?  

 本堂には、市文化財にも指定されている、木造の十一面観音坐像があるそうですが、

小坂観音のビクの上に座った十一面観音(室町時代の仏像)と何か関係があるのでしょうか?    

何れも、以前は60年に一度の御開帳だったそうですが、最近は毎年だとか。

ここで、先生の講義、阿弥陀三尊は(向かって左から、勢至菩薩、阿弥陀如来、観音菩薩)。  

釈迦三尊は、象の普賢菩薩、釈迦如来、獅子の文殊菩薩。   

薬師三尊は、月光菩薩、薬師如来、日光菩薩だそうです。

覚えられるかな。

雪がまだ残っていましたが、山を借景とした素敵な庭がありました。

観音堂。

庭の横を通って、お寺をぐるりと回って見る事が出来ます。 

  枝垂桜が、対岸の山に映える景色はさぞかしと想像されます。

お寺の裏山の杉林の中で、沢山のムササビの糞が見つかりました。  

かなりの数のムササビが住んでいそうです。

駒沢の諏訪神社:  

昌福寺を出て、次に向かったのは同じ駒沢にある諏訪神社です。 

 細い道をぐるぐる回って、駒沢の公民館の脇につきました。  

 駒沢は古くからの村で、昔は馬の産地だったそうです。  

諏訪神社は、南宮大明神という、駒沢村の産土神だった所に造られたものだそうです。

近年合祀された村の神々。

鞘堂の中には、立派な細工の施された社がありました。   

立川流の二代目、富昌の娘婿の宮坂富昇(立川常蔵昌敬)の作だと言い伝えられているそうですが、

昨年の横山先生達の調査では、残念ながら棟札は見つからず、確証となるものは見当たらなかったそうです。

境内には、近年になっむてここに合祀された村の神々が並んでいました。  

 向かって左は、御鍬神・農業の神様でここに御参りしてから、畑仕事に出かけたそうです。  

真ん中は、御荒神様(秋葉社)・かまどの神。 右は、魔王様・厄除けの神だそうです。

ここの社叢も古く、市の天然記念物となる木が多数残っていました。   

サワラ()の大木。  

岡谷で一番大きなものだそうです。

サワラは葉の裏模様がXで、ヒノキがY字をしているそうです。

同じく天然記念物で、ケンポナシという木がありました。 

 玄圃梨だそうで、中国・崑崙山の仙人の住処にちなんで付けられたそうです。 

  実は先の小さいものだそうですが、この曲がった果柄が食べると梨の味がして美味しいのだそうです。

その他にも、親が枯れて二代目となっていましたが、ミツデカエデそして、

カヤの木の雄、いずれも岡谷には1本だけしかないそうです。

 

 

 

 
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