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浪人塚。

砥沢の古戦場の所には、くしくも徳本上人の念仏塔が立っていました。  

戦いの前からここに有ったものとするとここを戦場と選んだ因縁の様なものも感じられます。

徳本さんには、この念仏読本さんの他にもう一人居られるそうで、

こちらは『甲斐の徳本一服十六文』と呼ばれた名医だそうで、

甲州ブドウ、諏訪カリンを持つてきたのもこの人だそうです。  

貼り薬のトクホン製薬もこの名にあやかったものだそうです。

浪人塚は、幕末に水戸藩・天狗党と高島藩・松本藩の連合 との合戦が有った所だそうです。  

 戦没者は 両軍あわせて20数名だった様ですが、総勢 2000名を越す半日戦が行われたそうです。  

 

下諏訪宿:  

本陣庭園。

三百年を経て、今だ健在の御蔵。

今日の最後は、下諏訪宿の本陣の見学となりました。    正門からまず本陣主屋へと入ります。

入り口で、当時の鑑札を前に本陣の説明をしていただきました。

   

庭園は、秋宮の林を借景とした築庭式の石庭園で、水は承知川の水が取り込まれているそうです。

もっとも、以前は屋敷の周りもこの水路で囲まれていた様です。  

今は庭園の半分は、かめやホテル側となり、借景の秋宮の森もホテルの建物にさえぎられていました。

今回は特別に、お隣のかめやホテルさん側の庭園も見せていただきました。    

そこで 皇女和宮様が徳川家に嫁がれる道中で食べたという紅葉の和菓子でお茶をいただき、

皆さん 感激ひとしおの幕切れとなりました。

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