第十四回自然と歴史探訪中山道3

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山笑うの季節、今回は一路中央道を恵那へと向かいました。  

 車窓からは、新緑と霞桜の奥に輝く中央 アルプスの山なみを堪能しながらの旅でした。    

 今回お目当ての、木曾街道浮世絵展は、恵那の駅 前通りをちょっと行った所にある、中仙道広重美術館で行われていました。

ここは、平成13年に 恵那の収集家の田中さんが、個人で収集した広重・国芳の版画を市に寄贈したのを受けて、

市で開設した 美術館だそうで、街中に建った立派な美術館でした。     

今回は、横山先生のご好意で、入場料無料 という、ありがたい旅でした。

木曾街道六十九次  

今回の展示の目玉は、広重・英泉による風景画の『木曾街道六十九次之内』、歌川国芳の武者絵の『木曾街道

六十九次之内』、三代豊国の役者絵の『木曾六十九驛』の3っの作品が、各宿場ごとに比較して見れる所でした。

館内では、学芸員の羽飼さんの分かり易い説明を聞きながらの見学となりました。   

風景画の方は、最初の日本橋からは渓斉英泉でスタートし、歌川広重で終わっているのだそうです。

又、奥には、バレンを使った版画の体験コーナーや、パソコンによる版画作成コーナーもあり、

刷り師の気分で各人のオリジナル作品作りを楽しむ事も出来ました。

今回展示されている、豊国の役者絵は横山先生の所蔵作品で、版も初版に近いものだそうです。

3者の作品を並べてみると、そのすばらしさが良くわかりました。   

二階のコーナーには、浮世絵による東海道・木曾街道の街道双六のお楽しみコーナーもありました。    

皆さん、しばし双六に熱中。

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