■RYOBI VC-23(集塵機)改造への道のり
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先日、バンドソーと一緒に集塵機も購入してみました。
今まで古くなった掃除機を作業場用として使っていたのですが、 普通の掃除機より変なゴミを吸込むには最適に思える 早速、使ってみると・・・ とてつもない音がします、普通の掃除機より回転音が凄くウルサイです。 ガッカリして元箱に入れて中古で売ろうかと検討したものの・・ |
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▼トライアック万能調光器の製作▼
秋月の「トライアック万能調光器キット」を使って、回転数と騒音が減少するか実験してみます。
秋月電子で購入した「トライアック万能調光器キット」40Aタイプ 800円 |
白熱電球を無段階で調光できるキットです。
交流モーターにも対応とのことで購入してみました。 ちなみに、モーターを接続する場合には、 |
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基板を入れるケースは既に加工済み |
15Aブレーカー内蔵のスイッチや、コンセント類を用意しました。 集塵機以外にも、ボール盤や電球の調光にも使えるように、 |
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パッパっと組立てて早く動作を確認したいですねぇ〜 |
アルミ蓋部分を放熱に利用します。 |
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実験用トライアック調光器の完成!!
目盛4〜5くらいにすると、丁度良い吸引力(かなり弱)と これだったら、実用的に集塵機になりそうです。 動作的にも問題が無さそうなので、 今回作ったケース仕様は、知合いにプレゼントする予定 |
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▼分解▼
集塵機にトライアック基板を内蔵させるので、分解をします。 これでメーカー保証対象外になりますね。
構造は簡単です。 分解も難しく無さそうです。 |
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5個のネジで内部が見えるようになりました。 電源スイッチとモーターのみの簡単回路のよーです。 |
中心の丸い部分が小型のACモーターです。 電源スイッチを取外すとケースと分離ができます。 |
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▼回路内蔵▼
実験で作ったトライアック調光器の可変抵抗(ボリューム)のままでは、目盛1〜4までの範囲はモーターが一切回転しなかったので、
今回は可変抵抗(ボリューム)に並列に抵抗を入れて、モーターが回転しない部分がないようにしました。
750kΩx2本を並列にして 375kΩにした抵抗を 可変ボリュームに並列配線 |
トライアックは実験中でも 多少発熱したので、今回は多少大きめの ヒートシンクに変更しました。 |
全てを配線して、トライアック回路は完成! (ちなみに抵抗750kΩ x2本(375kΩ)を用意しなくても、250k可変ボリュームを 150k可変ボリュームに交換しても同じ動作をします。) |
後は、このトライアック調光機の基板を集塵機の何処に固定するかが一番の問題だったりしますが・・・
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基板の固定場所を検討した結果、邪魔にならない後部に タイラップ等を使って固定しました。(ヒートシンクは耐熱両面テープで固定) |
電源スイッチと一緒に可変ボリュームを全面へ配線しました。 可変ボリューム内にホコリが入らないようにテープで保護しました。 |
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電源スイッチの左側に可変抵抗用の穴を開けます。 |
ケース裏側からスイッチ配線と可変抵抗をネジ止めします。 |
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■完成■
これで、愛着のある機器が1つ増えました。 |
ツマミを取付けて完成です。 吸引力と、我慢できる騒音のバランスを 製作費用2,540円 自己満足度★★★★☆ |
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数ヶ月使用していますが、水も吸い込めるので何かと役に立っています。
ただ、残念なことに川でタンク部分を綺麗に洗っていたら「フック」と「レバー」を川に流してしまったようで片側を紛失してしまいました。
紛失したのは上記の2点の部品です。 |
部品番号 336 0187 CLAMP ASSY / VC23 |
セットで300円程度でした。安くて助かりました。 |
3〜4日程度で部品が入荷して取付けして修理完了です。 これで更に末永く使えそうです。
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