■オープンリールデッキ風MP3プレーヤーへの道のり6
▼MP3プレーヤーの分解▼
今回、オープンリール風に内蔵させるMP3プレーヤーは、シンプル構造のCREATIVE社のZN-STK2Gです。
低価格ながら音質も良く、無駄な表示パネルもないので、今回の改造には適しているようです。
早送り時に早送りの音が聞こえるのもオープンリールには欠かせない条件だったのですが、
ZN-STK2Gも早送り時にも無音にならず早送り音が聞こえる構造になっていました。
ZEN Stone (ZN-STK2G) (左側) ZEN Stone Plus (ZN-STPK4G) (右側) Plusタイプは表示パネル付で多機能です。 |
2種類共に、スピーカーを搭載していて 大きな音を出すことも可能なのが魅力です。 |
シリコンケース&クリップ付属で お気に入りのMP3プレーヤーです。 |
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現在使用しているブラック仕様の2台はお気に入りで分解したくないので新たに同等品を入手しました。
ただ、最近は入手困難のよーなので知り合いから未使用のピンク色を1500円程度で入手して分解することに・・・
今回分解するのは2Gタイプです。 未開封、未使用とは有難いですねぇ〜 |
基板だけ欲しいので、 カッターでコツコツとケースをカットして・・・ |
パカッと綺麗に開きました。 後はネジを外せば基板だけになります。 |
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バッテリーや内蔵スピーカーは今回使用しないので 今後の部品として保存しておきます。 ちなみに、ZEN/2Gは最後に聞いた音楽を覚えている あと、内蔵のスピーカーが想像以上に大きい音が出るので |
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取外したMP3の基板 |
外部から動作制御をしたいので配線を取り出します。 |
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こんな感じにコツコツと配線をして・・・ |
ケーブルを編んでMP3基板をテープで隠してショート防止して・・ |
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圧着工具を使ってコネクターを取付ける準備をします。 |
こんな感じにMP3プレーヤー部分の完成です。 |
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▼オープンデッキの表面パネル製作▼
モーターやゴムベルトが見える状態で完成とは言えないので、表面パネルを作ります。
電子部品屋さんで購入した紙フェノール基盤を利用して作ります。 |
フライス盤で必要な部分を穴あけ加工中〜 |
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こんな感じに綺麗に「丸い穴」と「四角い穴」が加工できました。 |
今回作ったパーツを上に仮固定します。 |
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更に紙フェノール素材が欲しかったので10枚程度購入しました。 今回は大きめサイズでゲロ安1枚100円でゲットしました。 |
毎回のことながら銅箔が邪魔なので、 基板の角(先端)に銅線を半田付けして表面の銅箔を剥がします。 |
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ヒートガンで熱風を基板に当てます。 |
熱したことで銅箔が半田した部分からペラペラと・・ |
1回も切れることなく綺麗に銅箔を剥がすことができました。 |
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銅膜を剥がした後に同様のフライス加工の続きをします。
4個の表面パネルが完成 |
板を重ねて立体的に・・・・ |
まだ試行錯誤な状態ですが、それらしくなってきました。 |
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今まで作ったパーツを取付けして今後の計画を・・・ |
スイッチやメーターの配置を決定中〜(あくまでイメージです) |
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▼サウンドメーター部の製作▼
LEDで表示するようなサウンドメーターは今回のオープンリールには似合わないので針が振れるメーターを作ります。
ジャンクで買ってきたカセットデッキのメーターを使います。 |
理想は、もう少し小さいサイズが良かったですが・・・ |
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トランジスタを使って簡単な増幅回路で作れるか実験中〜 (ピーク表示メーターのように動きが遅く(鈍く)てダメでした) |
簡単な回路ではレスポンスが良いメーターが出来ず 試行錯誤した結果、トランス等を追加して何とか完成しました。 |
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電解コンデンサ、トランジスタ、トランス等でサウンドメータを作ります。 |
片chだけ完成したので動作チェックを・・ 針の動きが理想的です。 |
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両チャンネルの回路を半田付けして完成です。 |
左右ともに独立した動きの良いサウンドメータが完成しました。 |
まだまだ、作業工程は沢山ありますが、コツコツ進めたいと思います。
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