■NEC PC-VW900EH ジャンク品の活用への道のり4(完結編)
今まで、aitendoから発売している「スーパーRGBとらんすくん[RGB-YPbPr2VGA]」使って、
アナログRGB15KHzや、コンポーネント信号を1360x
768(WXGA)D-Sub15pinに変換して使用していましたが、
改造した32型液晶モニターには入力がD-Sub15Pinの1系統しかないことで接続出来る機器が制限されていました。
昔のRGB21ピン系やアーケード基板を接続する時には、この基板(RGB-YPbPr2VGA)は役に立ちましたが・・・
もう少しバージョンアップをしてみたくなったので、改造の続きをしたいと思います。
これが、数ヶ月お世話になった ASUS
VW161モニター用の基板と組合わせて ちなみに、スーパーRGBとらんすくんは、
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今回の改造目的にピッタリな新製品が |
←数多くの液晶パネルに対応可能で面倒な制御プログラムの 早速、5月の連休中に「X-MB基板」に関連した |
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▼早速製作の続きをします▼
32型液晶パネルの背面にメイン基板(X-MB)を入れると、映像・音声の入出端子の配置が難しそうだったので、
「ドンキホーテ 13.3インチ スケルトン
地上デジタルハイビジョンTV」を改造した時と同じように、分離タイプにします。
前回は、HDMIケーブルを利用して「液晶パネル部」と、「チューナー部」を分離することに成功したのですが、
今回はHDMIケーブルの19ピンではピン数が足りなかったのでDVI−D(デュアルリンク)用のケーブルを使って
モニターと制御基板(メイン基板)を分離・延長させることにします。
▼今回の配線はこんな感じです▼
DVI-Dのケーブルを利用しているだけで、下記の配線をしてもDVI-Dから直接液晶パネルを映すことは不可能です。(MGSの勝手な規格です)
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DVI-D端子(J-DVI-D) 80円/1個と、 |
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▼延長ケーブルの配線▼
メイン基板と一緒に購入した配線ケーブルを利用して モニター部とメイン基板の延長ケーブルを作ります。 |
自分で勝手に決めた配線図を見ながらコツコツ半田付けを・・・ |
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基板側も同様に配線をします。 |
配線する数が多いので間違わないように気をつけてながら進めています。 |
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▼背面パネルの加工▼
最近の定番「紙フェノール板」を使って背面の入出力端子パネルを作りたいと思います。
どー見ても適当に見える雑な下書きで加工を開始します。 |
エンドミルとドリル刃でコツコツと穴あけ加工中〜 |
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こんな感じに綺麗に穴あけ完了です。 |
今回、入力に使う端子類は電子部品屋さんのジャンク品で 売っていたパーツ達を活用したいと思います。 (但し、BNC端子だけは今回は利用しません) |
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先ほど加工した背面パネルと試しに合体 |
裏側はこんな感じにまだスッキリしています。 |
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▼ケースの加工▼
ケースを全て作ると大変なので、捨てる予定だったプリンター切替スイッチのケースを再利用します。
ELECOM製 ・型番「DTSR4-CT」を再利用。 |
最近はUSBタイプになってきたので、36Pinは使わなくなりましたねぇ〜 |
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36ピン同時切替スイッチは後々何かに使う予定です。 |
全てを取外してスッキリした内部です。コレを再利用します。 |
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ハンドニブラー(K-88) を使って背面の金属をカットします。 |
先端のパーツは邪魔なので取外ししてから加工を開始します。 |
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ハンドニブラーでコツコツと背面を広くカットしました。 |
先ほど加工したパネルと合体させると背面が出来上がる予定です。 |
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▼外部入出力端子の配線▼
早速、先日作った「シルク印刷風プリンター」を使って文字印刷しました。 |
シールドケーブルを使って配線します。 |
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ケーブルの先端にコネクターを圧着します。 |
ケースに仮取付けをして基盤との高さを確認中〜 |
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メイン基板をネジ止め |
底板ギリギリにメイン基板を配置しました。 |
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▼液晶モニター(パネル)側の配線▼
ASUS VW161の基板を取外したので液晶モニター部の内部はスッキリしています。 |
先ほど半田付けしたDVI-Dのケーブルを液晶パネルに配線します。 |
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▼DVI−Dケーブル▼
BUFFALO BSDCDD15を購入 |
普通のDVIケーブルより多少太いです。 |
DVI-D/DVI-Dデュアルリンク対応なので、ピン数が多くなってます。 |
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モニター部の背面にDVI-Dの端子を取付けて完成です。 |
DVI-Dケーブルとスピーカー用の 音声ケーブルを配線してモニター側の 作業は終わりました。 |
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▼組立て▼
あとは、メイン基板を収納しているケース側を組立てれば完成かと思ったのですが・・・
液晶パネルバックライトの明るさ調整用の3.3Vの電源回路を作るのを忘れていました。
3端子レギュレータを使って 電圧5.0Vを出力電圧3.3Vにします。 表面実装タイプの3端子レギュレータを |
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3.3Vを可変したいので可変ボリウムを追加取付けました。 |
配線が間違っていないか最終チェック中です。 |
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▼ケース表面印刷▼
表面パネルに元々印刷されていた文字を研磨して消してから・・・ |
表面パネルの裏面は1mm程度薄くして奥行きの調整しました。 |
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先日作ったプリンターを更に活用してみます。 |
濃くクッキリと文字が印刷できました。 |
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▼動作チェック▼
各入力端子に機器を接続して動作チェックをします。 |
全ての端子に接続すると大騒ぎな状態に・・・ |
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■完成■
正面はスッキリしていて電源スイッチやリモコン受光部などありません。 |
唯一あるのはバックライト明るさ調整用のボリウムツマミです。 |
豊富な入力端子で殆どの機器が接続可能になりました。 |
横から見るとこんな感じです。奥行きはそんなにありません。 |
HDMIでPS3を接続すると1080P対応の表示になりました。 (上記の画面表示はPlayStation3の設定画面です) |
X-MBのメニュー画面を日本語表示にすると・・・ 逆に意味が解らなくなるのが難点ですね。 |
「輝度」は解るとしても「対比」と「飽和」は 聞きなれない表示なので 英語表示設定に変更すると・・・・ Brightness/Contrast/Saturationでした。 希望とすれば日本語表示は |
完成したモニターはゲーム専用になる予定〜 |
X-MBに基板を変更したことで、 今まで別途に用意していたオーディオアンプを使わなくなったので 音量リセットされる症状も解決して助かりました。 外部入力も豊富で、 フルハイビジョンパネルではないのでPS3などの
自己満足度★★★★☆ 製作費用30,000円くらい |
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