■NEWコムリンク製作への道のり2

▼チップ部品の実装(半田付け)▼

パソコン画面では拡大をしてパターンを引いてましたが、実際に細かいチップ部品をプリント基板に半田付けは大変そうです。


1.6mm x 0.8mm のチップ抵抗を小分けにして準備中

今回は超小型タクトスイッチを利用します。


ピンセットで持ちながら半田付けです。

予備の予備も含めて4個の送信基板が出来ました。

▼送信実験▼


安定化電源からDC3Vを供給して送信実験です。
早速送信実験をしてみると・・・

今度は問題なく4chの送信ができました。
(送信用の部品を交換したことで改善しました)

予備の予備まで作った4個の基板は
全て動作することが確認できたので、
引き続き充電用の部品を半田付けをします。

基板側の難関は越えた感じで良かったです。

▼実験用送信機の再製作▼

コムリンクサイズの送信基板が成功したものの、実験用の基板で同等回路(同等部品)を作っても動作しなかったことが、
ずっと疑問だったので、再度、実験用の大型送信機を作って今後の為にも原因を究明することにします。


ガラエポ両面基板を使ってプリント基板を作りました。
大型と言ってもICとスイッチ以外は同じ部品です。

今回もレーザープリンタを使ってアイロン転写で基板を作りました。

実験用の基板の完成! 残念ながら今回も動作しませんでした。
その後、測定器等を使っても原因究明することが出来ず諦めていましたが・・・

コムリンクサイズ基板と見比べてGNDのスールホールの位置が違うくらいだったので、同じ場所をスルーホール加工したら
今まで送信距離が1cmだったのが、5m以上に向上しました。外部アンテナを取付けて更に向上しました。
原因が解ってしまえば対処方法は簡単ですが、見つけるまでに何時間も費やしてしまいました。
(ちなみに・・・、私の技術力では片面基板では、どう工夫しても動作しないことが解りました。)

▼充電電池の再検討▼


直径20mm と 12.5mmの二種類
旧コムリンクに利用していた電池は「VL-2020」で、直径20mmありました。
今回はスペースの関係で10mm以下が希望だったのですが、
丁度良い容量と電圧が見つからず、候補として「VL-1220」と「ML-1220」を
数個づつ購入して充電・動作実験をしてみることにします。

VL-1220/VCK (パナジウムリチウム二次電池) 300円/1個
電圧3V 容量7mAh 連続負荷0.02mA

ML-1220/F1BK (マンガンリチウム二次電池) 300円/1個
電圧3V 容量17mAh 連続負荷0.03mA

サイズは12.5mmで同じですが「VL」と「ML」は放電特性が違うようです。

▼非接触充電用コイルの再検討▼

今まではハードディスクに使用していたコイルを利用していたのですが、サイズが小さくなったことで
同一サイズが内蔵できなくなったので、何か良いコイルを探します。


コイルを内蔵している部品を片っ端から充電台に触れさせて
どの程度の電圧が出るか実験中です。
小型のリレーは希望の電流が取れそうでした。

リレーの大きさと言うより、リレーの動作電圧で違いがありました。

リレーをそのまま利用することも出来ないので分解をしてコイル部分だけを使います。


大量に持っていた上記のリレーを分解します。

分解すると、こんな感じです。

更に分解して銅線を貰います。


電動ドリルにラジコンのオイルダンパー部品を固定して
ポリウレタン銅線を巻く機械を作ります。

先ほど分解したリレーのコイル部分を
ドリル先端に巻きつける作業をします。

銅線を巻いている最中に接着剤を数回滴たらして
分解した時にバラバラにならないようにします。


瞬間接着剤でカチっと固まった
充電用のコイルが完成

何パターンか巻き数や大きさの違うコイルを
作って充電に最適なコイルを探します。

NEWコムリンクサイズにピッタリのコイルです。
充電台に固定して電流を調べたりしています。

今までコイルについて調べたり研究を
したことはありませんでしたが・・

巻き数や、芯の太さなど、思った以上に
電流・電圧の差があることを実感しました。

今回利用する充電池に合わせて
丁度良いコイルが1個出来上がりました。


最低でも4個は作りたいので、
同じ性能のコイルが簡単に作れるような
工夫を後日考えたいと思います。

この作業の続きは「NEWコムリンク製作への道のり3」で紹介します。

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