■腕時計型キーレスユニット製作2への道のり 2 〜コムリンク〜(Keyless unit & Clock)

腕時計側に使用するチップ部品が入荷するまで、時計を置く為の充電器+スタンドを作ることに・・・・

▼充電機能付き スタンド製作▼

今回、部品取りに利用するのは、
不要になった家庭用電話の子機です。

非接点でバッテリーの充電ができるよーで
昔から1回は非接点タイプの充電器を作ってみたかったので
今回のコムリンク腕時計に採用してるみることに・・・

 


子機本体の充電部分
非接点なので何もありません

 


充電器側も同様に接点なしです。


充電スタンド側を分解して見ると・・
100Vを整流してる回路とコイルがありました。

▼動作実験▼


子機側を分解すると、こんな感じのコイルが出てきました。

充電スタンドから欲しい基板だけ取外ししました。

コードレス電話の充電基盤が、どの程度の性能なのかLEDを取付けして実験しました。

 
子機側に入っていたコイルでは大きくて
腕時計に内蔵できないので
壊れた3.5ハードディスクから取外したコイルを利用
細いエナメル線?が綺麗に巻かれてます。
そのコイルに赤色LEDを直接配線

数センチ離しても高輝度にLEDが点灯しました。


コイルから位置をズラしてもLED程度なら
問題無く点灯するようです。
これなら簡単に充電回路に使えそうです。


予想以上に効率が良かったので
もう少し小さいコイルを調達することに・・

ノートパソコン用の壊れた2.5インチハードディスク、
読み取りヘッド部分に良いコイルを発見です。
 


ネジ数個で簡単にコイルがゲットできました。
後日、更に欲しい部分だけを分離させます。

▼ケース製作▼

充電方法が決定したので、基板に合わせてケース加工を開始します。

 

 


腕時計と同様に素材は黒ベーク板を使います。


10mmのエンドミルを使って内部をザクザク加工中〜


大雑把に加工完了

アクリルパネルを合体させる関係で
ちょっと変なカタチに加工しています。

充電用の基板が綺麗に入りました

 


元々、丸く加工されたベーク板を貰ったので
利用してみることに・・・


先ほど加工した台と合体(ネジ止め)

 

 


棒状のアクリル板もサイズに合わせて切断


凹んだ部分にアクリルを合体させて接着する予定


腕時計(コムリンク)と重なる部分の箱の製作を・・

貫通させないように気を付けながら加工中


大雑把に加工した後に、綺麗に仕上げます


基板がピッタリ入るように加工完了

先ほどのアームとネジで合体(後でネジの長さは調整します)

▼充電時間制御回路製作▼

製作中に気付いたのですが、非接点充電方法にしたことでバッテリーが満充電なったら
腕時計側で充電を終了させないと、充電器側では終了するタイミングが解らなくて過充電の恐れがありますが
双方向回路にしたり、腕時計側に満充電時に充電を終了する回路を内蔵させるほどスペースが無いので
充電スタンド側に一定の時間が経ったら、充電をストップするタイマー機能を搭載させて何とか回避することに・・・

スイッチを1回押すと30分間リレーがONする回路を製作
あと、充電中を知らせるLED点灯用のフォトカプラも搭載させました。
スペースの関係で基板を使用せず空中配線で作ってみました。

ちなみに、もう1回スイッチを押すと充電をストップする回路になってます。

充電時間は適当な設定なのでケースが完成してから
充電バッテリーを放電→充電させて実際に測定してから決定します。

制御回路の追加で「DC 5V」が必要になったのでAC100VをDC5Vに変換するスイッチング電源をケースに搭載させる準備をします。

 
秋月電子製の小型アダプターを利用します。

分解が楽でマイナスドライバーで簡単に開きました

欲しいのは中味だけでケースは使いません

▼ケース製作の続き▼

充電器以外にも内蔵するパーツが増えてしまったのでケースを再加工することに・・・


スイッチング電源のスペースを確保する為の追加のベーク板


こんな感じに裏側を削ってみました
(見えなくなる部分なので加工が雑です)

 


実車のナイトフラッシャーで使っていた
赤いアクリル板を小さく切断して再利用


先ほど加工したベーク板に赤いアクリル板を合体
この赤い部分は何になるんですかねぇ〜??


追加板を合体させる関係で大きく穴を開けました。

先ほどのベーク板(上のフタ)と合体
赤いアクリル部分は写っているのですが暗くて見えないですね。


今まで作ったパーツを合体
こんな感じのスタンドを完成させる予定です。

コムリンクが、まだ出来上がっていないので
試しに100円ショップで購入した腕時計を置いてみました。
この状態で時計を固定すると充電する予定です。

▼充電中を知らせるLED回路製作▼

LEDが点灯するだけだと面白くないのでナイトライダーらしい8連のナイトフラッシャーを搭載させることに・・・


誰かにプレゼントしたりして
あと、5個だけ余ってました。

←プラモデル用に製作した
 小型ナイトブッシャー用の基板が
 余っていたので利用して製作することに・・・

3mmタイプのLEDを8個固定する為に
ガラエポ基板を利用して製作→


高輝度な赤色LEDを基板に半田付け中〜

充電ケースの上蓋にLEDを固定する予定〜
赤色のアクリルパネルはその為の加工でした。

 

 


チップICとコンデンサー等を半田付け
この基板で全点灯→往復点灯をします。


LEDとICを配線する為に基板を仮固定して配線しました


配線が全て完成した基板(表側)
 


裏側は両面テープで固定する関係でスッキリしています

 


点灯させるまでに、凄く時間が掛りまして、
LED回路部分だけで1.5時間程度費やしました。

原因究明したらチップ部品、初めから壊れていたようです

もう一度、ケースに仮固定して点灯実験

こんな感じに点灯します。

ちょっと丸いLEDはカッコ悪いかも知れませんが・・
充電中(30分程度)は、ずーっと往復点灯します。

ケースに内蔵させる部品を配線

これに、充電用の基板を取付ければ
充電スタンド側の電気関係の製作は完了です。

後日、コムリンク(腕時計)側の製作も進めたいと思います。

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