■コンピュータ風BOX製作への道のり2

今まで80%以上は想像で作っていた「コンピュータ風BOX」でしたが、ナイトライダーDVD-BOXが発売して、
画質が良くなったことで全然違うことに気付いてしまったので作り直すことに・・・、今回は「コンピュータ風BOX Ver.2」です。


↑コレが、ナイト2000のコンピュータ部分
(写真はDVDからキャプチャーした本物モノです)
これを今回作り直します。

 


シーズン3の「恐怖の高電圧・消えたナイト2000」で
左と同じ基板を使っているシーンを見つけたので
これを参考にパターン設計することに・・・

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▼早速、製作開始▼

偽コンピュターBOXは急いで作ることは無かったのですが
「デジタルパネル」の、7セグLEDパーツ変更の為に
基板製作をしていて、基板製作の工程が一緒なので
同時進行することにしました。

←ずっーと前にパソコンで作ってあったパターン図

多少、修正と追加パターンを書き加えて、
デジタルパネルの7セグ修正基板のパターン図を
同じ基板上にコピペして完成


コンピュータ風BOXは車載用とポータブルTVに搭載させるので
2個の基板を作ります、上記は透明なフィルムに印刷した本番用の用紙

今回使った用紙
感光基板用のインジェックトフィルム


自作した感光基板露光BOXを用意して基板を作ります。

こんな感じにプリンターで印刷したパターン図を
マスキングテープで露光BOXに固定。


今回使った基板は、ちょっと薄めの「ポジ感光基板」
ずーっと前に作ろうとして購入してあったので、
2枚共に既に有効期限が切れていました。

袋から取出してパターン図の上にマスキングを使って固定
この部分でズレて固定すると基板切断時に面倒になるので慎重に・・・


タイマーを3分にセットして露光開始。

基板とシートを密着させる為に上から重石を・・・


現像液を作る為に、お湯を用意・・・
と、言っても水を電子レンジで2分程、チンしただけ。

コレが現像剤、ずーっと前に購入したので
カチカチに固まっていました。

感光基板を現像液に入れて現像〜
すーーーっとパターンが現れました。


大きな基板を現像すると角の部分が
ちょっと露光不足なのは自作した露光BOXが原因でしょうね。

次は、エッチング液で基板の不要な銅箔を溶かします。
エッチング液も電子レンジでチンしました。
温度が低いと銅が溶けないので・・(但し危険な感じです)

今回、使ったエッチング液


不要な部分が解けてパターンだけになりました。
まだ、部品実装していないので雰囲気が違いますね。

出来上がった基板を切断して個々に分離させました。
今回は同じモノを2個作るので、基板も2個あります。


600番のヤスリで表面を研磨、綺麗な光沢が出ました。

本物は半田メッキされている感じだったので
半田ゴテを使って全てのパターンに半田付け。


半田メッキの機械があれば一発なのですが・・
大雑把に半田付けをしました。

最近の鉛フリー半田では光沢がなくなるので
昔から使っている鉛入りハンダを利用


余分な半田を吸取る為に、「ハンダ吸取線」を使いました。
汚く見えるのはヤニが焦げて茶色くなっているだけです。


これが今回使用した「HOZAN製・ハンダ吸取線」
吸取るハンダが多くて1個全て使い終わりました


焦げたヤニを洗浄して綺麗にハンダメッキが出来ました。

実際にLED点灯に必要な部品と偽コンピュータ用の
部品を決められた場所にハンダ付け開始。


殆どの部品をハンダ付け完了。雰囲気が出てきました。

裏側はこんな感じ、多分本物は2層基板を利用していると
思われますが、見えない部分は作りません。


裏側にLEDを順番に点灯させる為の配線を・・・

点灯パターン用のICは前回作ったモノを再利用、
問題なく点灯しています。


仮にケースの枠を取付け、
完成後はこの部分しか見えません。
前回作ったコンピュータ風基板より格段に似ています。

作業部屋を暗くして点灯実験。
何だか無意味に、バカバカしく完璧な点灯を再現しています。

後日、収納ケースを作って、ポータブルTVと合体出来るように工夫します。

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