■HORI ファイティングスティックコントローラー改造

PlayStation2用のスティックコントーラー
HORI製「ファイティングスティック」

スティック部分に振動ユニットを搭載したことで、
レバーの操作性が悪い、違和感があるなど、
不評のコントローラーのようです。
ファイティングステック「2」になっても振動ステックの評判は
悪いよーで改善はされていないとのことです。

ただ、PS2純正(付属品)のアナログコントローラ(DUALSHOCK2)と
互換性が高いようなので、各メーカーから販売している
「PS2→USB」「PS2→GC」などの変換アダプターが使えることで、
パソコンやWii、PS3などでも問題なく使えました。
(他社製の一部ステックコントローラーは変換アダプターで動作しなことがあるので)

今回の改造は依頼品で、不評の振動スティックを取外して普通の部品に変更して、
コタツで使用するのに不便な厚みのあるケースを半分程度の厚さ(高さ)にカットする予定です。

▼早速改造開始▼


ケース内部からスティックを見るとこんな感じです。
モーターと振動用のオモリがあるので
操作性が悪いと言われても仕方がない構造ですね。
 


理由があってケースは厚く(高く)してあると思われるが・・・
個人的な意見とすれば、薄いタイプが好きですね。
(ケースをカットして薄くするので全てのパーツを取外して準備しました。)


マスキングをしてカットする部分を決定します。

ノコギリでコツコツカットして何とか高さ調整成功です。


カットした裏側はこんな感じです。
内部の突起物も全て同じ高さにカット済み

切断した部分を紙ヤスリを使って綺麗にします。
樹脂なので加工が簡単で助かります。


振動スティックと今回交換するスティックのネジ位置とサイズが違うので
フライス盤とペンチを使って突起部分をカットしました。

多少長めの皿ネジを用意して4本で固定します。
この上に金属の板を固定するのでネジは見えなくなります。


ケース内部から見るとこんな感じです。
ナットでスティック部分が固定されています。

取外してあった基板、スイッチ類を元の位置に固定して、配線を半田付けしました。


ちなみに、交換したスティクパーツは
HORI Virtua Fighter 4 Stick (PS用)から部品取りしました。


コントローラーの外部コネクター用の配線穴も
ケースをカットした時に無くなってしまったので
ニッパーを使って配線が通る部分を加工しました。


1mmでも多くケースを薄くしたかったのですが
スティック部分の稼動部が一部邪魔だったので
裏フタに穴を開けて接触しないように工夫しました。

裏フタに多少の加工をしたことで、
2mm程度は更にケースが薄くなったと思われます。

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■完成■

極限まで薄くしよーと思ってもパーツの関係でこれが限界ですね。
まぁ、目標の2cm以上はカット出来たので、それなりに満足しています。

PlayStation2本体が身近に無かったので
ゲームキューブ変換アダプターを使って
Wiiの「グラディウスリバース」で動作チェックしてみました。
シューティングにはステックが良いと実感できる良い操作性でした。

これで完成です。

ちなみに、製作費用は、ちょこっとです。

自己満足度★★★★☆

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