■真空管風 デジタルオーディオアンプ製作への道のり3  2016年03月18日 更新

▼数年経って・・・▼ 

真空管風デジタルアンプを自作して8年経ちます。真空管のヒーター部分を暖色のLEDで再現して満足していましたが、
LED化した真空管の抜き差しを繰返していたら、接着していた部分が簡単に取れるようになってしまい、
これ以上修復しても見た目が悪くなるので、本物の真空管をそのまま使用する仕組みに変更することにしました。


これが、8年間使い続けたLED化した真空管です。
消費電力も低くて良かったのですが・・・

説明する度に取り外しをしていたので接着している部分以外の
ガラスがボロボロになって修復は難しそうです。


本物の真空管を使うにはケース内部も変更が必要です。
真空管ソケットの4Pinと5Pinの間に
12Vが流れるように配線を変更して、
今までACアダプタはDC5V仕様だったのを、
真空管のヒーターを、そのまま利用する関係で
DC12Vタイプに変更しました。

ただ、デジタルアンプ側は5Vで動く仕様なので
12Vを5Vにする3端子レギュレータを追加しています。

あと、現在使っている電源スイッチの性能を考えると、
真空管のヒーターのON/OFFをするには
負担が大きそうだったのでリレーも追加しました。

パッパっと仕上げてしまったので、
内部の写真を1枚も撮らずに組立をしてしまいました。


これが、今回利用した真空管(新品)です。
 
何故かペアで箱入りを所有していました。

真空管に印刷されている文字もクッキリしていて
上部のゲッターと呼ばれる銀色っぽく反射している部分も、
同時、スプレー缶で銀色に塗ったのとはワケが違って見た目が良いです。


部屋を暗くすると、真空管の雰囲気がとても良いです。
LEDからヒーターに変更したことで、
消費電力は2〜3倍程度になりました。

数時間、アンプを使用しているとケース側も
多少暖かくなるようになりました。

全て所有している部品だけで
改造が出来たので費用はゼロでした。

音質に変化はありませんでしたが、
雰囲気は向上して大満足です。

自己満足度★★★★★

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